「キブシ」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「キブシ」の花言葉とは? 花言葉

「キブシ」という樹をご存じですか。

キブシ科キブシ属の落葉低木で、雌雄異株の樹木です。

日本原産で、北海道から沖縄まで日本全国に自生しています。

垂れ下がる花がフジに似て黄色いので別名「キフジ」と呼ばれることも。

今回はそんな「キブシ」の特徴や花言葉について、詳しく見ていきましょう。

「キブシ」の名前の由来

「キブシ」を漢字で書くと「木五倍子」となります。

由来が気になる漢字ですが、「五倍子」とは実はヌルデの木のこと。

ヌルデの木は「フシ」とも呼ばれ染料として用いられていましたが、「キブシ」はその「フシ」の代用とされたことからこの漢字が当てられました。

昔から人間の生活に寄り添っていたことが分るネーミングです。

「キブシ」の花言葉「待ち合わせ」

「キブシ」の花言葉は「待ち合わせ」です。

「キブシ」は他の雑木より早く花を付け、葉が茂る前に暖簾のように固まって咲くので春の山野でとてもよく良く目立ちます。

たくさんの花が枝垂れるさまが人が寄り集まっているように見えることから「待ち合わせ」という花言葉が付けられました。

たくさんの人に訪れて欲しい場所に「キブシ」の花を飾ってみてはいかがでしょうか。

「キブシ」の花言葉「出会い」

「キブシ」の花言葉にはもうひとつ「出会い」というものがあります。

「キブシ」はイチョウと同じ雌雄異株で、雄しべのみ持つ雄株と雌しべのみ持ち実のなる雌株とに分かれています。

お互いに出会って実を付けることから「出会い」という花言葉が付けられました。

こんな素敵な花言葉を持つ「キブシ」の木の下に佇んでいたら、待っていた人に偶然出会えるかもしれません。

「キブシ」の花言葉「嘘」

「キブシ」には「嘘」という花言葉も付けられています。

その由来ははっきりしませんが、「キブシ」がヌルデの木の代わりとされていたこと、遠目に実かと思わせるような花を付けるためだましているように見えること、フジと似た花を付けることなどから「嘘」という花言葉が付けられたと思われます。

舞妓さんの簪のように可憐な花ですが、人に贈る際には注意が必要な花です。

まとめ

「キブシ」は春に房状の花が枝垂れて咲く姿も美しいですが、夏の青葉や秋の紅葉、素朴な実など1年を通じて楽しめる樹木です。

また凛として野趣あふれる姿は活け花の花材としても庭木としても人気があります。

素敵な出会いを呼んでくれる「キブシ」を是非お手元に迎えてみてはいかがでしょうか。

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