「アカメヤナギ」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「アカメヤナギ」の花言葉とは? 花言葉

「アカメヤナギ」はヤナギ科ヤナギ属の落葉高木です。

葉に若干の丸みがあるため、「マルバヤナギ」と呼ばれることもあります。

日本、朝鮮半島、中国などに分布しており、湖畔や河原などジメジメした場所で多く見ることが可能です。

また冬になると赤い新芽を付けるという特徴があり、それが「アカメヤナギ」という名の由来になりました。

加えて「アカメヤナギ」の観賞価値は主にこの新芽にあるとされており、赤い芽を付けた枝が一般的な花と同じようにアレンジメントなどに利用されることもあります。

一方、花は4〜5月に咲くもので、雄花と雌花の2種類があります。

雄花は黄緑色の穂状のもので、ヤナギの仲間のものとしては比較的目立って見えます。

一方、雌花は小さく非常に地味で、近くで観察しないと存在すること自体が分かりにくいくらいです。

しかし、これは後に柳絮(りゅうじょ)と呼ばれる綿の付いた種になります。

優れた才女を表す「柳絮の才」という言葉は、この柳絮が空を美しく舞う様からきているものです。

「アカメヤナギ」の花言葉

「アカメヤナギ」の花言葉は「強い忍耐」です。

これは「アカメヤナギ」が非常に強い生命力を持っており、アレンジメントにされた枝でさえ花穂を成長させたり、根を伸ばしたりすることがあるくらい丈夫であることからきています。

忍耐力は日本文化においてとても重要視されているものなので、枝を贈る際に花言葉のため悩むということはないでしょう。

ただし「アカメヤナギ」に限らずヤナギの仲間は庭に植えてはいけないとされています。

これについては、ヤナギはあの世とこの世を繋ぐ場所にある木だからなどと説明されることもありますが、実際のところは台風や雪などで倒れやすい、剪定が大変、寿命が短いなどの特性があるため庭木に向かないからということのようです。

「アカメヤナギ」の豆知識

「アカメヤナギ」はネコヤナギとバッコヤナギの雑種です。

よってネコヤナギとは姿形がとても似ており、市場ではしばしば混同されることがあります。

また赤い芽を付けた枝を「アカメヤナギ」、赤い芽が開いて中の白くふわふわした花穂が出た状態の枝をネコヤナギまたはギンメヤナギと呼んで区別するという向きもあるようです。

余談ですが、仲間の中にはこの花穂がピンク色になるピンクネコヤナギや黒色になるクロネコヤナギというものがあります。

「アカメヤナギ」の花穂も最初こそ白いものの、開くにしたがってその名の通り赤みを増していくそうです。

なお、ネコヤナギの名はふわふわとした花穂がネコのしっぽに似ていることからきています。

まとめ

「アカメヤナギ」はネコヤナギの仲間で、冬になると名前通り赤い芽を付けるという特徴があります。

そして赤い芽を付けた枝が一般的な花と同じようにアレンジメントなどに利用されることがあるようです。

また強い生命力を持ちとても丈夫であることから、「強い忍耐」という花言葉が与えられています。

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