ウサギの耳をつけたような「フレンチラベンダー」は、シソ科ラバンデュラ属(ラベンダー属)の多年草です。
地中海沿岸原産で、ハーブとして利用されます。
北海道で良く見られるラベンダーは、「イングリッシュラベンダー」の方です。
直立した花茎に小花が集まって花穂を作り、その上に色づいた花弁のような葉が付きます。
花期は4月から7月です。
今回は、「フレンチラベンダー」の花言葉について解説します。
「フレンチラベンダー」の花言葉
「沈黙」「繊細」「豊香」「期待」などがあります。
良い言葉もあるのですが、悪い言葉も含まれるため、贈る時は意図を正しく伝えましょう。
深読みする人には避けた方が無難です。
「沈黙」
ラベンダーの香りに鎮静効果があるとされる事から付いた花言葉です。
人は喋る時に、それほど考える事は出来ません。
黙っている時にこそ、深く考えられるものです。
沈黙を恐れる必要はありません。
人生の大半は沈黙しているものです。
物静かな人へ贈るのに向く花言葉です。
但し、あなたがそれを批判的に思っているなら、ただの悪口なので合いません。
「繊細」
ラベンダーの複雑で細かい形から付いた花言葉です。
粒を合わせたようなイングリッシュラベンダーの形も複雑ですが、「フレンチラベンダー」の方がより独特なシルエットです。
繊細さと同時に美しさもある事から「優美」という花言葉も付いています。
繊細さは耳目など感覚器だけで決まりません。
特に言葉が繊細さに影響を与えます。
例えば、色に対する言葉を増やせば、より細かく色が感じられるようになっていくのです。
自分が好きな領域について繊細さを持てば、より深く楽しめるでしょう。
繊細な感性を持つ人へ贈るのに向く花言葉です。
「豊香」
ラベンダーが豊かな香りを持つ事から付いた花言葉です。
良い香りは清潔感に繋がる事から「清潔」、花の見た目に比べ、あまりに香り高い事から「疑い」「疑惑」「不信」という花言葉も付いています。
「フレンチラベンダー」は香りは柔らかめですが、良い香りである事は変わりません。
良い香りは心をなごませます。
一方、得体の知れない匂いは、不安を誘うものです。
アロマの趣味がある人へ贈り、香りの使い方を聞いてみるのも良いでしょう。
「期待」
春先、イングリッシュラベンダーに先がけて咲く、「フレンチラベンダー」固有の花言葉です。
春への期待を表します。
近い意味の花言葉で「あなたを待っています」「いつまでも待っています」「私に答えてください」がありますが、こちらはラベンダー共通の花言葉で、由来は異なります。
内気な少女が、恋した相手に告白出来ないまま、ラベンダーの花になってしまった、というものです。
返事が欲しい恋の告白へ添えるのに向く花言葉です。
まとめ
「フレンチラベンダー」は形が独特で可愛らしい花です。
花言葉を知れば、その細かな形にも気づけるでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。