幅広で繊細な葉が美しい「フィカス・ウンベラータ」は、クワ科フィカス属の常緑樹です。
熱帯アフリカ原産で、観葉植物として利用されます。
「イチジク」と同じ、果実のような花嚢の内側に小花が咲くため、花は鑑賞にあまり向きません。
一方、葉は幅広で大きくハート型で、見応えがあります。
今回は、「フィカス・ウンベラータ」の花言葉について解説します。
「フィカス・ウンベラータ」の花言葉
「永久の幸せ」「夫婦愛」「すこやか」といいます。
フィカス属がインドやネパールで聖木とされている事や、常緑の見た目から付いた花言葉です。
いずれも良い意味で、幸せな家庭を願う贈り物や飾りに向きます。
「永久の幸せ」
聖木としての文化的な意味と、常緑の葉からイメージされる花言葉です。
幸せが永久に続いてしまう時、それは当たり前になって幸せと感じられません。
つまり、幸せになるためには、自分から幸せに気付く気持ちも重要なのです。
さもなければ、どんどん大きな幸せを願うようになり、いつまで経っても満足出来ません。
幸せは1人よりも2人の方が見つけやすいものです。
共に幸せを見つける相手、つまりプロポーズに向きます。
「夫婦愛」
こちらも「永久の幸せ」のイメージと合いますが、葉の形がハート型である事から、一層理解しやすいでしょう。
夫婦を繋ぐのは愛です。
義務感や世間体だけで続けられるようなものではありません。
夫婦愛が保たれている中で、家庭は温かく運営され、家族は幸せになるのです。
結婚した友人へ贈るのに向く花言葉です。
夫婦の寝室に飾っても良いでしょう。
一方、結婚する予定のない恋人に対しては合いません。
無責任に気を持たせて惹きつけても、碌な結末になりません。
「すこやか」
常緑で元気な葉からイメージされた花言葉です。
「フィカス・ウンベラータ」の「ウンベラータ」は、ラテン語の「ウンベラ(日傘)」を意味し、傘のような葉を表しています。
外界の困難を傘で受け止めながら、子供の健やかな成長を見守るというイメージでも、花言葉に合います。
子供の健やかさは大切なものです。
小さい頃から世間の汚さに触れて育った子供は、生活力は付きますが、相手の素直な善意に気づけません。
人は善意で人と接し、それ故に小さいコストで社会が運営でき、それが、人間が他の動物を圧倒した強さなのです。
家族が健やかであるよう願い、ダイニングへ飾るのに向きます。
まとめ
「フィカス・ウンベラータ」は、目立つ花が咲く訳でもなく、時に見過ごしてしまうかも知れません。
花言葉を知れば、その特徴的な大きな葉にも気づき、楽しめるでしょう。
風景の解像度を増してくれる、花言葉を是非参考にして下さい。