「胡蝶蘭」の名でも知られる「ファレノプシス」は、ラン科コチョウラン属の多年草の総称です。
フィリピンから台湾にかけて分布し、園芸種としても流通しています。
花色は白、ピンク、黄色などがあり、花茎に連なって咲きます。
今回は、「ファレノプシス」の花言葉について解説します。
「ファレノプシス」の花言葉
「幸福が飛んで来る」「純粋な愛」が、共通する花言葉です。
いずれも良い意味で、贈り物にもお祝いなどの飾りにも向きます。
「幸福が飛んで来る」
「ファレノプシス」は学名をそのまま呼んだ名で、ラテン語の「ファライナ(蛾)」と「オプシス(似る)」という意味になります。
日本では少々悪い意味を持たれる蛾ですが、西洋では特にその傾向はなく、そもそも蛾と蝶に本質的な違いはありません。
花の姿が羽ばたく蛾や蝶に似るところから付いた花言葉です。
来て嫌なものは「幸福」とは言いませんから、誰にでも合う花言葉です。
特に今後の幸運を祈りたい卒業や就職、結婚などのライフイベントへの贈り物に向きます。
不幸な時にも合います。
通常鉢植えとして扱われる事が多いため、お見舞いだけは注意しましょう。
「純粋な愛」
和名で胡蝶蘭と厳密に呼ぶ時は、「ファレノプシス・アフロディテ」を指します。
「アフロディテ」はギリシャ神話の愛と美の女神「アフロディーテ」から付いたもので、理解しやすい花言葉です。
愛情を感じる親しい人全般に向く花言葉です。
恋の告白にも間違いではありません。
親愛の意味でも恋愛の意味でも合うため、贈る時は色なども合わせ、意図を明らかにしましょう。
「ファレノプシス」の色別花言葉
「ファレノプシス」には、色によって異なる花言葉もついているため、見ていきましょう。
白い「ファレノプシス」の花言葉
「純潔」「清純」といいます。
白く汚れていないイメージから白い花に一般的な花言葉です。
結婚式のディスプレイなどに向きます。
やや意味を広くとり、清潔ですっきりした印象として、会社など公式な場面にも使えます。
ピンクの「ファレノプシス」の花言葉
「あなたを愛しています」です。
ピンクはハートの色に塗られる事も多い、恋愛のイメージが強い花です。
恋の告白やプロポーズに向きます。
親愛としても意味は合いますが、日本では恋愛の決まり文句なので、誤解されそうな時は別の色を選ぶのが妥当です。
青の「ファレノプシス」の花言葉
「誠実」といいます。
青はクールできっちりしたイメージがあり、誠実さを表します。
お詫びなどの場面に向きますが、相手に嘘を伝えて怒らせている場合は、逆効果になります。
紫の「ファレノプシス」の花言葉
「尊敬」です。
紫の花は高貴なイメージを持つとされる事から付いたものです。
尊敬できる親や恩師などへ贈る時に向きます。
黄色い「ファレノプシス」の花言葉
「進出」「活発」「商売繁盛」があります。
黄色は太陽のイメージがあり、エネルギッシュな動きを伴う言葉が付きます。
一方、黄金をイメージさせる事や、風水で金運をもたらす色である事などから、商売の成功の意味もあります。
開店祝いによく合います。
まとめ
「ファレノプシス」は豪華な美しい花で、贈り物の定番です。
花言葉を知れば、よりTPOに合わせた贈り方ができるでしょう。
花とより良く付き合える、花言葉を是非参考にして下さい。