「ヒメオドリコソウ(姫踊子草)」は、シソ科オドリコソウ属の越年草です。
ヨーロッパ原産で、北アメリカや東アジアに帰化しています。
日本にも明治時代中期に持ち込まれ、本州を中心に分布が見られます。
花は赤紫色の唇型で、花期は3月から5月です。
今回は、「ヒメオドリコソウ」の花言葉について解説します。
「ヒメオドリコソウ(姫踊子草)」の花言葉
「春の幸せ」「陽気」「快活」「愛嬌」があります。
どれも気分が明るくなるような良い意味ばかりで、悪い意味はありません。
自分で飾っても、人へ贈っても良い花言葉です。
「春の幸せ」
春に先がけて咲く、「ヒメオドリコソウ」の性質から付いた花言葉です。
春の妖精が幸せを感じて踊るイメージもあります。
「ヒメオドリコソウ」は、オドリコソウ属の小さい品種である事から付いた名です。
「オドリコソウ」の名の由来は、花の形が花笠をかぶり踊る人に見えた、というものです。
「ヒメオドリコソウ」の花も、小さいながら笠のような部分が分かります。
花笠は、仮面のように人としての姿を隠し、「神の依代」として踊る意味を持つため、人ではない妖精のようなものの踊りと解釈できます。
春が好きな友人など親しい人に贈るのに向く花言葉です。
人生の春と解釈して、恋人への愛情表現で贈るのも良いでしょう。
ティーンをターゲットとしたコスメ商品の売り場ディスプレイにも向きます。
この花言葉が合わないのは、春に憂鬱になる人です。
但し、雪深い北国なら、ある程度一般的に通用します。
「陽気」
踊りのイメージと春のイメージから付いた花言葉です。
オドリコソウの花言葉とも共通します。
「陽気」は明るい気分の意味と、風水でものが生まれ出て活動しようとする「気」を指し、いずれも元気の出る明るいものです。
元気で朗らかな友人や同僚などに贈るのに向く花言葉です。
聴くと笑顔になる落語のDVDボックスのパッケージデザインにも向きます。
この花言葉が合わないのは、物静かで優秀な人です。
助言するより、あなたの仕事をしましょう。
「快活」
こちらも花の姿と春に咲く性質から付いたものです。
花笠踊りだと少々イメージに合いませんが、春の妖精の円舞と考えるとしっくりきます。
元気で活発な友人や子供などに贈るのに向く花言葉です。
栄養ドリンクの商品イメージにも良いでしょう。
体調を崩して落ち込んでいる最中の人には向きません。
気分を変えるより医療に任せましょう。
「愛嬌」
こちらはオドリコソウにない花言葉です。
小さく可愛らしい「ヒメオドリコソウ」の姿から付いた花言葉です。
オドリコソウは草丈50cm程になりますが、「ヒメオドリコソウ」は30cm程が限界の可愛らしい大きさです。
愛されキャラの友人や恋人、子供に贈るのに向く花言葉です。
愛嬌とは見た目以上に言動の影響を受けるものです。
スマホの待ち受けにして、愛嬌を身に付けようと心がけるのも良いでしょう。
幾分上から目線の表現になるため、目上の人には向きません。
まとめ
「ヒメオドリコソウ」は小さく、時に見過ごしてしまう花です。
花言葉を知れば、存在に気付きその独特な花を楽しむ事もできるでしょう。
風景に色を足してくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。