「シノブ」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「シノブ」の花言葉とは? 花言葉

「シノブ」はシノブ科シノブ属のシダ植物です。

ジメジメした日陰にて普通に見られるシダの一つで、日本においては北海道・沖縄を含む全国で見られるほか、中国、朝鮮半島、台湾などにも分布しています。

花は咲きませんが、その葉は古くから観賞価値が高いとされており、和室に飾られたり、和歌に詠まれたりと日本文化との関わりも強いです。

また名前の由来は「耐え忍ぶ」から。

暑さにも寒さにも強いうえ、土の無い場所にも生えるたくましさを持っています。

「シノブ」の花言葉

花が咲かないにも関わらず、「シノブ」には花言葉が与えられています。

それはシダ類と共通のもので、「魅惑」「夢」「誠実」など。

「魅惑」「夢」はヨーロッパにおいてシダが魔法の力と関係があるとされたことから、「誠実」はその葉の規則正しい形から来ているとされています。

また日本においては古来より「耐え忍ぶ」ことの象徴として愛されてきました。

「シノブ」の豆知識

「シノブ」は丈夫な植物なので、いくつかの条件にさえ気を付ければ誰でも簡単に育てることができます。

大事なのは十分に湿度を確保してやることと、直射日光の当たらない場所に置くこと。

霧吹きなどでこまめに湿らせたり、水苔を使ったりといったことができればより良いですが、「シノブ」はシダの仲間の中では比較的乾燥に強いのであまり手がかけられなくとも育てられます。

また繊細な形をしている葉とは対照的に、根茎は太くガッシリとした印象を受けますが、これは他の物にしっかりとしがみつき自身を固定するためのもの。

加えて根茎は「骨砕補(こっさいほ)」という骨や関節に良い薬として用いられることもあります。

とはいえ現状「シノブ」の用途はほぼ鑑賞用であり、盆栽にして和室に飾ったり、シノブ玉(釣りしのぶ)として軒下に吊り下げたりとディスプレイの方法は様々。

和風の空間や家には良くマッチします。

市場においても形の整ったものや苔玉と一緒のものが容易に手に入りますが、台湾産の仲間で、冬に葉が落ちないトキワシノブの方がよりメジャーであるようです。

まとめ

「シノブ」は日本において普通に見られるシダの一種です。

その葉の美しい様は古くから愛されてきたほか、盆栽やシノブ玉として和の空間を彩ったりもします。

花は咲きませんが「魅惑」「夢」「誠実」などの花言葉が与えられており、それらはシダ類と共通です。

また「耐え忍ぶ」ことの象徴にもなっています。

タイトルとURLをコピーしました