黄色く可愛い「ヒキノカサ(蛙の傘)」は、キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草です。
海外では中国、台湾、国内では関東以西から九州にかけて分布し、水辺の草地に生育します。
花は全体が光沢のある黄色で、5枚の花弁をつけます。
花期は3月から5月です。
今回は、「ヒキノカサ」の花言葉について解説します。
「ヒキノカサ(蛙の傘)」の花言葉
「嘘をつくなら上手に騙して」「限りない夢」があります。
良い意味と意味深なものが混ざるため、上手く使い分けましょう。
絶滅危惧種の上、有毒なので生花を贈るのではなく、画像にしておきましょう。
「嘘をつくなら上手に騙して」
近縁の「キツネノボタン」と共通する花言葉です。
キツネが化かすというイメージと、キツネノボタンと取り違えそうな姿から付いた花言葉です。
その毒性に気付かせず、ただ可愛い花のイメージでいて欲しいという意味でも合います。
手品を仕事や趣味にしている友人に贈るのに向く花言葉です。
小説や漫画家など、フィクション作家にも良いでしょう。
大きく印象を変えるメイク用品の商品イメージにも使えます。
スマホの待ち受けにして、見え透いた嘘をつかないよう自らを戒めるのにも合います。
この花言葉が合わないのは、恋人や配偶者です。
浮気を疑う意味になります。
本当に「上手く騙して欲しい」と思っていたとしても、既に何かしら疑いを持っている訳で、「上手」とは言えません。
「限りない夢」
光沢のある黄色い花を、太陽のように明るく輝く未来に見立てた花言葉です。
留学や起業など、未来に広い展望のある友人に贈るのに向く花言葉です。
夢を共有するという意味で、プロポーズにも合います。
寝ている時の夢と解釈して、寝心地の良く起きたくなくなるような枕の商品イメージにも使えます。
夢のような世界を楽しむ意味で、映画のサブスクリプションサービスにも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、夢という言葉を好まず、目標や予定といった言い方をする人です。
持論を長々と語られるので、言うなら暇な時にしましょう。
「ヒキノカサ(蛙の傘)」の豆知識
「ヒキノカサ」の名前は、カエルの棲むような湿地に生え、茎の先に一輪だけ咲く平らな花が傘のようである事から付いたものです。
「蛙」を「ヒキ」とは通常読めませんが、山口県周辺の方言でカエルをヒキと呼びます。
「ヒキガエル」科の俗称としても使います。
ヒキの意味は「気によって虫を引き寄せ食べる」というのが1説です。
まとめ
「ヒキノカサ」は艶やかで可愛らしい花です。
花言葉を知り、興味を深めれば、その性質にも触れられるでしょう。
花を多面的に見せてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。