ハート型の葉が可愛い「ハートカズラ」は、キョウチクトウ科セロペギア属の多年草です。
南アフリカ原産で、国内では北海道から九州の山や道端に生育し、日当たりと水はけの良い場所を好みます。
花は淡い赤紫色の筒状で根元が膨らみ、入り口部分に濃い赤紫の花弁が5枚つきます。
花期は6月から8月です。
主に独特な形の葉を楽しむ観葉植物で、ピンク色の斑が入る「レディーハート」という品種もあります。
今回は、「ハートカズラ」の花言葉について解説します。
「ハートカズラ」の花言葉
「協力」「助け合う」といいます。
いずれも良い意味で、一緒に何かしたい相手への贈り物に向きます。
「協力」
蔓が伸び、他の蔓に絡む様子を、協力のために手を取り合う様子に喩えた花言葉です。
人間が1人で出来る事は知れています。
より大きなものを解決するためには、人との協力は不可欠です。
ただし、特にこれといった方針もなく、無闇に人の手ばかりを増やしても、目標に辿り着けません。
特に、全員の意見を聞いていては、何も決まりません。
手だけ借りるのか、頭も借りるのか、もっと別の部分で助けて貰うのか、よく吟味し選ぶ必要があるでしょう。
何かしら協力して欲しいとき、メッセージに添えて贈るのに向きます。
協力して貰った後、お礼として贈るのも良いでしょう。
一方、手を出して欲しくない人に贈ってはいけません。
こういう人はそもそも空気は読まないので、自然にいなくなってはくれません。
はっきり伝えないと、去るのはあなたの方になります。
「助け合う」
こちらも蔓が絡み合う様子から付いた花言葉です。
ハートの葉がついているところから、その伸ばした蔓が、温かい心で支えられているというイメージになります。
「ラブチェーン」の別名からも意味が合います。
助け合いは大切な事です。
困った時に助け、助けられて、困難も乗り越えられます。
1人では難しい事も、2人だと案外簡単に解決出来るものです。
ネガティブな事に耐える力も、ポジティブに進める力も2倍になるため、実質的に4倍の力が出る計算です。
但し、助け合いはバランスが重要になります。
助けてばかり、助けられてばかりでは、続きません。
このバランスを適度に取るのは難しく、場合によっては独りの方が結果的に上手くいくという事もあります。
仲間にする人は、十分吟味すべきです。
役に立たない味方は、敵よりも厄介になる事があります。
親しい人へ、助けを申し出る時に贈るのに向く花言葉です。
相手から助けて貰った時に贈ると、「前に助けたから、お礼は言う気がない」という意味に伝わりかねません。
素直にお礼だけ伝えましょう。
まとめ
「ハートカズラ」は葉の形が大変可愛い観葉植物です。
花言葉を知れば、より親しみが感じられるでしょう。
植物を好ましく見せてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。