「ハヤトウリ」は、ウリ科「ハヤトウリ」属の蔓性の多年草です。
南米原産で、1917年に日本に持ち込まれました。
花は黄緑色で、花期は10月から11月です。
今回は、「ハヤトウリ」の花言葉について解説します。
「ハヤトウリ」の花言葉
「憩い」といいます。
「ハヤトウリ」はキュウリのように漬け物として食べる事ができます。
漬け物とお茶で一服、というイメージから付いた花言葉です。
一方、蔓を巻き付かせた棚で栽培するのにも向いており、「ハヤトウリ」棚が作られます。
一休み出来そうな葉陰からも「憩い」がイメージ出来るでしょう。
一緒にいると和やかな気分になれる友人や配偶者へ、贈るのに向く花言葉です。
職場で雰囲気をなごませてくれる同僚にも良いでしょう。
喫茶店のメニューデザインに採り入れても合います。
ドライブの憩いとして、道の駅に植えるのにも使えます。
スマホの待ち受けにしておけば、仕事の区切りに気分を切り替えられるでしょう。
この花言葉が合わないのは、付き合い始めた恋人です。
まだドキドキが必要な時期で、落ち着き過ぎてはその後の進展が期待出来ません。
「ハヤトウリ」の豆知識
「ハヤトウリ」は、「隼人瓜」と書きます。
多くの果実をつける事から「千成瓜(センナリウリ)」の別名もあります。
英語の名前は「チャヨテ」です。
1917年に日本に持ち込まれたチャヨテは、鹿児島に導入され、栽培が始まりました。
鹿児島に住む人を「薩摩隼人」と呼ぶ事から、チャヨテに「ハヤトウリ」の名が付きました。
つまり、発想は「サツマイモ」と同じです。
「隼人」は、日本神話が由来の言葉で、古代日本で鹿児島県辺りの人を指しました。
「はやひと」「はいと」などの呼ばれ方もありました。
語源としては「吠える人」「ハヤブサのような人」または、朝廷から見て南を示す「朱雀」の古称「鳥隼」など、様々です。
最初隼人は、大和朝廷と敵対する部族でしたが、やがて支配下に組み込まれ官職の名になりました。
隼人には、薩摩半島の「薩摩隼人」と、大隅半島の「大隅隼人」がいました。
いわゆる「薩摩隼人」は、後年に彼らにあやかって薩摩国の武士を読んだもので、直接の関係はありません。
「ハヤトウリ」には白い品種があり、こちらが導入されたのは旧果樹試験場興津支場で、鹿児島ではなく静岡です。
まとめ
「ハヤトウリ」はあまり一般的とは言えない野菜です。
花言葉を知れば、売られている「ハヤトウリ」に気付き、興味を持てるでしょう。
食卓にも彩りを添える、花言葉を是非参考にして下さい。