黄色い花が可愛らしい「ハマニガナ(浜苦菜)」は、キク科ニガナ属の多年草です。
海外では中国、朝鮮半島、ベトナム、極東ロシアに分布し、波打ち際に近い砂浜に生育し、地下茎を伸ばして増えます。
花は直径3cm程で、黄色い花弁(舌状花)だけで形成され、中央に筒状花はありません。
花期は、4月から10月です。
果実はタンポポ同様綿毛が付き、風で広がります。
今回は、「ハマニガナ」の花言葉について解説します。
「ハマニガナ(浜苦菜)」の花言葉
「質素」といいます。
花や葉が小ぶりでつつましやかな印象がある上、時に砂に埋もれ、より小さく見える事から付いた花言葉です。
「ハマニガナ」は「ニガナ」の名前の通り、食べられますが苦みがあり、これを食べるしかない状況の食卓のイメージとも合います。
倹約を重視し、必要なものしか持たない親しい友人に贈るのに向く花言葉です。
贅沢さはなくても必要な栄養が取れる、お手頃価格の商品が揃うスーパーマーケットのイメージとしても使えます。
自宅に植えて、家族に節約を宣言するのも良いでしょう。
スマホの待ち受けにして、キャッシュレス支払いの度に、無駄使いしていないか、常に意識する事も出来ます。
この花言葉が合わないのは、稼ぎ手の家族です。
自分より多ければ「なら自分で稼ぎなさい」と喧嘩になり、自分より少なければ「これでも頑張っている」と喧嘩になります。
食事を作ってくれる人にも向きません。
基本的に、自分に対して使わない限り、悪口になりやすいでしょう。
「ハマニガナ(浜苦菜)」の豆知識
「ハマニガナ」の名は、砂浜に生える苦い食べられる草という意味です。
そのまま「ニガナ」というキク科ニガナ属の植物もあり、イメージが近い花をつけます。
一方、沖縄料理で使われる「ニガナ」は、「ホソバワダン」というキク科植物の別名で、こちらはアゼトウナ属で、少し離れた種類になります。
「ハマニガナ」は、別名を「ハマイチョウ」といいます。
こちらは、浜に生えており、葉が「イチョウ」に似ている事から付きました。
「ハマニガナ」の葉を見ると、掌状に3つから5つ程度に分かれ変化が多く、何かの加減でイチョウのように見える事もありそうです。
いずれにせよ、キク科の葉のイメージがない事は確かです。
まとめ
「ハマニガナ」は見落としがちな小さな花です。
花言葉を知り、興味を深めれば、その存在を意識し、楽しむ事も出来るでしょう。
風景に色を足してくれる花言葉を、是非参考にして下さい。