「ナナカマド(七竈)」という木をご存じですか。
別名「ヤマナンテン」とも呼ばれる、日本、樺太、朝鮮半島原産のバラ科ナナカマド属の落葉高木です。
寒さに強く、北海道や東北の街路樹として見かけることも多い植物です。
今回はそんな「ナナカマド(七竈)」の花言葉について詳しく見ていきましょう。
「ナナカマド(七竈)」の花言葉「安全」
「ナナカマド(七竈)」の花言葉ひとつめは「安全」です。
これは「ナナカマド(七竈)」が非常に燃えにくく、七回竈に入れても燃え残るといわれることから付けられました。
実際はそこまで燃えにくいことはなく、良い炭の材料として備長炭の代わりにされることもあるそうです。
家内安全を祈って庭木に「ナナカマド(七竈)」を植えてみてはいかがでしょうか。
「ナナカマド(七竈)」の花言葉「慎重」
「ナナカマド(七竈)」のもうひとつの花言葉は「慎重」です。
これも「ナナカマド(七竈)」の燃えにくいとされたところから付けられました。
「ナナカマド(七竈)」は盆栽でも人気の花材です。
「慎重」さを身につけたいとき、「ナナカマド」を手元においてお世話をすれば、その静かなたたずまいがあなたに落ち着きを取り戻してくれるでしょう。
「ナナカマド(七竈)」の花言葉「わたしはあなたを守る」
「ナナカマド(七竈)」には「わたしはあなたを守る」という花言葉もあります。
これはヨーロッパで「ナナカマド(七竈)」の枝が魔よけとされていたことに由来します。
また北欧神話の雷神トールは「ナナカマド」の木に命を助けられたとの言い伝えも。
そんなパワーを持つ「ナナカマド」はリースにすると長いこと楽しめます。
守ってあげたいひとへのプレゼントにぴったりの花言葉です。
「ナナカマド(七竈)」の豆知識
「ナナカマド(七竈)」の赤い実はとても可愛らしいですが、微量の毒を含むうえとても酸っぱいので食用にはお勧めできません。
しかし小鳥は「ナナカマド」の赤い実が大好き。
これは雪や霜に当たることで少しずつ毒が抜けて食べられるようになるため。
小鳥を庭に呼びたい方は「ナナカマド」を植えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
「ナナカマド(七竈)」は5月から7月に白く小さな愛らしい花を固まって咲かせます。
秋には見事に紅葉し、また冬には赤い実を鈴なりに付けるため一年を通して楽しめる樹です。
魔よけの力を持つ「ナナカマド」、ぜひお庭のシンボルツリーにして楽しんでください。