「チチコグサモドキ」(父子草擬)はキク科ウスベニチチコグサ属の1年草または2年草です。
北アメリカ原産で、全世界に帰化しており、日本には大正末期に移入したと考えられています。
畑や芝、道端など、日当たりの良い場所に生育します。
花は淡褐色で複数かたまって咲きますが、花弁(舌状花)のない筒状花なので蕾のままに見え、あまり目立ちません。
花期は4月から9月です。
今回は、「チチコグサモドキ」の花言葉について解説します。
「チチコグサモドキ」の花言葉
「父に似た人」「決して消えることのない記憶」「いつまでも忘れないで」があります。
非常に意味が狭い花言葉も含まれますが、比較的良い意味の花言葉で、別れてもまた会いたい人などに贈るのに向きます。
「父に似た人」
「チチコグサモドキ」は漢字で「父子草擬」と書きますが、これは「チチコグサ」(父子草)に似た植物である事から付いた名前です。
この花言葉は、名前そのままの意味で付いたものです。
父と似た好ましい雰囲気や言動のある友人や恩師などに贈るのに向きます。
この花言葉が向かないのは、実の父です。
「あなたは本当の父親ではない」という意味になってしまい、非常に傷つけるので、たとえ喧嘩中だとしてもやめましょう。
「決して消えることのない記憶」
「チチコグサモドキ」は、キク科の植物のため、種子は綿毛をつけます。
ところが、この綿毛はタンポポのように種と一緒に飛んでいくのではなく、花に残ってしまいます。
この残った綿毛を記憶に見立てた花言葉です。
大きなライフイベントで、遠くへ引っ越してしまう友人に贈るのに向く花言葉です。
独立して家を出る時、感謝をこめて母親に贈るのも良いでしょう。
クラウドストレージの宣伝イメージにも合います。
スマホの壁紙にしておけば、ちょっとした時に昔の事を思い出すきっかけになります。
この花言葉が合わないのは、別れる時の恋人です。
あなたがドラマティックだと思っても、相手との温度が違えば、鬱陶しがられます。
次の恋に切り替えましょう。
よりを戻すにしても、冷却期間は必要です。
「いつまでも忘れないで」
こちらも綿毛が残る事から付いた花言葉です。
卒業式など、離れてしまうタイミングで、クラスメイトに贈るのに向きます。
最近記憶力が落ちたと思い始めたら、スマホの待ち受けにしても良いでしょう。
資格試験の勉強中などに見れば、復習するきっかけにもなります。
この花言葉が合わないのは、特に別れる予定がない人です。
「遠くへ行くつもりなのか」と、不必要に動揺させてしまいます。
まとめ
「チチコグサモドキ」は、雑草として扱われる、見過ごされがちな草です。
花言葉を知っていれば、その特徴的な姿や生態を楽しむきっかけが出来るでしょう。
風景の解像度を増してくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。