多くの日本人に愛されている「タンポポ」。
「タンポポ」は日本やユーラシア大陸が原産であり、キク科タンポポ属の植物です。
3月?6月にかけて黄色い花を咲かせるので、日本では春の風物詩として親しまれています。
江戸時代には鼓草(ツヅミグサ)と呼ばれていました。
諸説ありますが、鼓をたたく時の「タン」「ポポ」という音から、「タンポポ」と呼ばれるようになったと言われています。
今回は「タンポポ」の花言葉について、詳しく見ていきましょう。
「タンポポ」の花言葉
「タンポポ」の花言葉は、基本的には「愛の神託」という意味が有名です。
よく見かける野花ですが、重厚な意味があります。
また、「真心の愛」「幸福」という意味も持ちます。
春の暖かな日差しにぴったりのイメージの意味ですね。
「愛の神託」
友人の恋を応援したい時に贈るといいでしょう。
きっと上手くいくよ、という思い「タンポポ」の絵を添えたメッセージカードで伝えるのもいいですね。
「真心の愛」
相手に愛情と感謝を伝えたときにぴったりの意味合いです。
「幸福」
大切な相手や、幸せを感じる相手に贈る時におすすめです。
「タンポポ」はコーヒーとしても利用されているので、一緒に飲んでのんびりした時間を過ごすのも素敵ですね。
「タンポポ」の花言葉の由来
「愛の神託」という意味は、タンポポを花占いに使うことが由来しています。
ヨーロッパなどで恋占いの一種として、「好き、嫌い、好き」と唱えながら綿毛を吹き、最後の一吹きで恋を占っていました。
神様に恋の行方を教えてほしいと、願う乙女の想いから付けられたと考えられています。
「タンポポ」の豆知識
実は「タンポポ」の綿毛にも花言葉があり、「別離」という意味を持ちます。
これはアメリカの「タンポポと南風」という古い話が由来しています。
怠け者の南風は、いつも野原を眺めて寝ていました。
ある春の日、南風は野原に黄色い髪の美しい少女を見つけて、恋に落ちます。
実はその少女はタンポポだったのですが、南風は気づきません。
南風は夢中になって少女を見つめ続けました。
しかし、次の年に少女は白髪の老婆になっていたため、南風は悲しみ、ため息をつきます。
すると老婆も消えてしまったというお話です。
綿毛が風に吹かれると飛んでいってしまったことから、「別離」という意味が付けられました。
まとめ
「タンポポ」はよく見かけるけれど、花言葉は知らなかったという方もいるのではないでしょうか。
花言葉を知っていると、見かけたときもその意味に思いを馳せることが出来ます。
花言葉をお調べの際はぜひ参考にしてください。