山菜としても有名な、「タラノキ」は、ウコギ科「タラノキ」属の落葉樹です。
海外では東アジアから極東ロシア、日本では全国的に分布し、日当たりの良い山野に自生します。
花は白色で小さく、花期は8月から9月です。
今回は、「タラノキ」の花言葉について解説します。
「タラノキ」の花言葉
「強い態度」「他を寄せ付けない」があります。
人を拒絶する意味になり、贈るには向かない花言葉です。
ただ、「他人」ではなくなった親しい相手に対しては、親しみを感じさせる意味に変わります。
「強い態度」
「タラノキ」は幹や葉、山菜として食べられる新芽にも鋭いトゲがあります。
見た目だけではなく、触ればきちんと痛い、固いトゲです。
そんな、外敵に対して攻撃的な様子から付いた花言葉です。
人に対して簡単には譲らず、自分の意見をしっかり主張するタイプの友人などに贈るのに向きます。
普段は温厚でも、自分の領域の事になると一切妥協を許さない、職人気質の人にも合います。
ハードタイプの整髪料や、アルコール度数の高い飲料の商品イメージにも良いでしょう。
どうも相手に対して弱腰になる時、タラの芽を食べて、腹を決めるのにも使えます。
この花言葉が合わないのは、あなたに友好的ではない人です。
「あなたに口出しされる事ではない」と、強い態度で拒絶されるでしょう。
「他を寄せ付けない」
こちらも「タラノキ」のトゲから付いた花言葉です。
毒などの目立たない手段と違い、鋭いトゲは、一目で誰も近付こうとは思いません。
他人への人当たりが強く、なかなか心を開かない友人や恋人に贈るのに向きます。
攻撃的ではないものの、威厳がありとても気軽に接する事が出来ない人にも合うでしょう。
実力が抽んでていて、他の人では到底勝てない人にも使えます。
この花言葉が合わないのは、やはり親しくない相手で、「取り付く島もない」という対応になるでしょう。
逆にあなたに親しい相手の場合は、「他人は寄せ付けないけれど、私とは仲が良い」「他の人が入り込む隙間がないほど仲良し」という裏のメッセージとして伝わります。
「タラノキ」の豆知識
山菜の王とも言われる「タラの芽」は、「タラノキ」の新芽を摘み取って食べるものです。
他を傷つけず優しく摘む事で、「タラノキ」本体を弱らせずに楽しめます。
タラの芽にもトゲが生えていますが、加熱調理すると柔らかくなるので、取り除かずそのまま食べる事が出来ます。
但し、調理途中や育ち過ぎた場合は、やはり危ないので、取り扱いに注意しましょう。
まとめ
「タラノキ」は山菜の姿ばかりが有名で、木が生えていても存在に気付かないかも知れません。
花言葉を知り、興味を持てば、木々の中にある「タラノキ」に気付き、観察出来るでしょう。
風景の解像度を上げてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。