大きな花が眩しい「タチアオイ(立葵)」は、アオイ科「タチアオイ」属の多年草です。
通常「アオイ」と呼ぶ時は、この「タチアオイ」を指します。
トルコ原産種と、東ヨーロッパ原産種から作られた品種で、日本には薬用として平安時代頃に渡来しました。
園芸用に品種改良が重ねられ、花色は白からピンク、紫、赤、黄色と様々で、花期は6月から8月です。
今回は、「タチアオイ」の花言葉について解説します。
「タチアオイ(立葵)」の花言葉
「豊かな実り」「気高く威厳に満ちた美」「野望」などがあります。
晴れやかな良い意味のため、門出のお祝いにも向きます。
会社の提携のような、力関係が微妙な場では、含みがあるように伝わるため、意味をしっかり理解して使う必要があります。
「豊かな実り」
1つの株にずらりと大量の花を咲かせる様子から付いた花言葉です。
起業して頑張る友人や、受験勉強に取り組む子供に贈るのに向いています。
農作業に従事する人にも良いでしょう。
誰にでも喜ばれる花言葉ですが、サイズアップを極端に気にしている人については、コンプレックスを刺激する可能性があります。
明確に他の事を指している場面以外、例えば挨拶代わりなどで贈るのは避けましょう。
「気高く威厳に満ちた美」
ハイビスカスを思わせる華やかな花を、すっと立った茎に咲かせる様子から付いた花言葉です。
近寄り難いような高貴な美しさを持つ友人や恋人に贈るのに向きます。
美術館の庭に植えるのも良いでしょう。
自宅に植え、部分的にでも何か身に付けようと心がけるのにも使えます。
この花言葉が合いそうで合わないのは、若々しい美しさを持った人です。
少し意味合いが変わり、自分の事と気付いて貰えません。
「野望」
空高く伸びた茎と、そこに咲いた多くの花からイメージできる花言葉です。
同じ由来で「大望」「野心」という花言葉もあります。
大きな夢を持ち日々努力を重ねる友人や子供に贈るのに向きます。
相手を押しのけてのし上がるイメージがあるため、利害関係がある相手に贈る場合は、よくよく見計らう必要があります。
まとめ
「タチアオイ」は背が高く目立つ花です。
花言葉を知っていれば、思わぬところに植えられた花に気が付き、楽しむ事も出来るでしょう。
風景に色を足してくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。
