根が特徴的な「タコノキ(蛸の木)」は、「タコノキ」科「タコノキ」属の常緑樹です。
小笠原諸島の固有種で、観葉植物として各地に流通しています。
雌雄異株で、雄花は白、雌花は淡緑色で、初夏に開花した後パイナップル状の集合果をつけます。
熟した果実にはほんのり甘味があり、植物油が採取出来る他、茹でて食べる事も可能です。
今回は、「タコノキ」の花言葉について解説します。
「タコノキ(蛸の木)」の花言葉
「強がり」「集い」があります。
極端に悪い意味はないので、意味を合わせて贈る事は出来ます。
「強がり」
「タコノキ」の名前は、気根(根)が幹から複数生える様子を、海に棲むタコの触手に例えて付けられたものです。
この気根は「タコノキ」の支えになっています。
それなら、「支える」というような花言葉が付いても良さそうなものですが、実際には「強がり」という不名誉な言葉です。
これはタコノキ全体を見ると分かります。
高さ10mにも達する「タコノキ」の幹や枝葉と比べると、気根部分が細く頼りないものに見えるのです。
支えているようで形だけという意味から、「強がり」という花言葉が付けられました。
悪い意味になるため、通常誰かに贈るには向かない花言葉です。
大事な目的の為、怖さを押さえて頑張る友人などに贈るには向いています。
「集い」
「タコノキ」の実は、網目模様の大きな1つに見えますが、実際には小さい果実がぎっしりと寄り集まった集合果です。
そこから付いた花言葉です。
仲の良いグループで贈り合ったり、よくパーティー会場になる家に飾るのに向きます。
同窓会の会報にデザインしても良いでしょう。
進学して友達が出来るか不安な時、「タコノキ」の実をスマホの待ち受けにして、声をかける思い切りを付けるのにも使えます。
この花言葉が合わないのは、独りを好む人です。
「人と一緒の方が楽しいに決まっている」というのは一方的な価値観なので、気になるならまず一対一で友達になりましょう。
あまり知りもせず「世話を焼いてあげよう」というのは、しばしば余計なお世話になります。
「タコノキ(蛸の木)」の豆知識
「タコノキ」の特徴である気根とは、地上に出ている根の総称です。
地上に露出した根というと、同じ南国の植物であるマングローブが有名です。
同じ気根と言ってもそれぞれで役割は異なり、「タコノキ」は幹を支える「支柱根」で、マングローブは泥の中の根に息継ぎさせるための「呼吸根」なのです。
まとめ
「タコノキ」は目を惹く姿をしています。
花言葉を知れば、更に深く興味を持つことが出来るでしょう。
植物との距離を縮めてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。