花も果実も美しい「スモモ」はバラ科サクラ属の落葉樹です。
中国原産で、古くから日本に伝来しており、万葉集にも「スモモ」を詠んだ歌があります。
3月から4月にかけてサクラに似た白い花が咲き、サクラ属の花粉で人工授粉ができます。
果実が収穫できるのは6月から8月です。
今回は、「スモモ」の花言葉について解説します。
「スモモ」の花言葉
「甘い生活」「忠実」「独立」「誤解」などがあります。
良い意味もありますが、それをひっくり返してしまうような悪い意味もあるため、色々考えてしまう人に贈るのには向きません。
「甘い生活」
「スモモ」の果実の甘さから付いた花言葉です。
「スモモ」は「酢桃」と書きますが、大変甘いモモに比べれば酸っぱいという事で、充分甘い側の果実と考えられます。
新婚の友人に贈るのに向く花言葉です。
性的なニュアンスが含まれるため、新婚の知人でも関係の浅い人には向きません。
「忠実」
近い意味で「貞節」という花言葉もあります。
「スモモ」は英語で「アジアン・プラム」「ジャパニーズ・プラム」と呼び、プラム(プルーン)の一種とされます。
この花言葉は、プラムの花言葉「変わらない信仰」から連想されるものです。
「クリスマス・プディング」は西洋のクリスマスで定番お菓子ですが、材料のドライフルーツにプラムが使われる事が多く「プラム・プディング」とも呼ばれます。
このため、プラムには宗教行事であるクリスマスのイメージが強いのです。
ルールに忠実で真面目な友人などに贈るのに向く花言葉です。
「独立」
「スモモ」がサクラ属の花からも受粉出来ることから、身内に助けて貰わないでも独り立ち出来る人のイメージから付いた花言葉です。
就職して独り暮らしを始めた友人や、子供に贈るのに向いています。
この花言葉が合わないのは退職する予定のない会社です。
独立開業を目指していると勘ぐられ、上司の面接が増える可能性があります。
「誤解」
「李下に冠を正さず」という諺で「スモモ」が出て来ます。
これは、李つまり「スモモ」の木の下で冠の位置を直すな、という意味です。
冠に触ろうと手を挙げると、実を盗もうとしているように見えるという事で、「疑われるような事をするな」という教訓です。
これがこの花言葉の由来です。
同様の由来で「疑惑」、疑われた状況の意味で「困難」という花言葉もあります。
別の由来として、花が他のサクラ属の花と見分けにくい、というものもあります。
何かであなたを疑っている人に贈るのが意味としては合いますが、「買収している」と思われてしまうだけでしょう。
共通の知人で理性的な人に贈り、根回しするなら意味があります。
まとめ
「スモモ」は実も花も楽しめる植物です。
花言葉を知っていれば、更に多くの面を知る事が出来るでしょう。
植物を多面的に楽しめる、花言葉を是非参考にして下さい。