「キツネノボタン(狐の牡丹)」は、キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草です。
海外では朝鮮半島、国内では北海道から九州にかけて分布し、湿り気のある場所に生育します。
花は直径1. 5cmほどで、黄色い花弁が5枚つき、その後、トゲだらけに見える球形の果実が実ります。
花期は5月から7月です。
今回は、「キツネノボタン」の花言葉について解説します。
「キツネノボタン(狐の牡丹)」の花言葉
「ひとりぼっち」「恵まれた生活」「騙し討ち」「嘘をつくなら上手に騙して」といいます。
あまり良い意味とは言えない言葉が並ぶため、贈るなら親しい相手に限った方が良いでしょう。
「ひとりぼっち」
枝分かれした先に1つずつ咲く花の様子から付いた花言葉です。
有毒なので、人から距離を置かれるという意味でも合います。
独りである事が良いか悪いかは、TPOによります。
誰でも独りになりたい時はあり、独りが心地よい場所があり、独りの方が楽しめるイベントはあるものです。
独りを上手く楽しめている人へ贈るのに向きます。
あなたが独りに対してネガティブなイメージしか持っていないなら、悪口になるので使うのはやめましょう。
「恵まれた生活」
果実が金平糖のように見える事や、黄色く艶のある花が黄金をイメージさせる事から、裕福な暮らしのイメージで付いた花言葉です。
恵まれた生活に必要なものは、人により異なります。
ない物を考え悩むより、ある物を有り難いと思う方が建設的です。
スマホの待ち受けにして、より良い生活を夢見るのに向きます。
「騙し討ち」
「キツネノボタン」の名は、葉が「ボタン(牡丹)」に似ているところから付いたものです。
それによって騙されるという意味で、「化かす」と言われる「キツネ」が付いています。
ここから付いた花言葉です。
一方、可愛い花だと思ったら有毒な事も、意味が合います。
騙し討ちはその瞬間は効果的ですが、互いに全てを疑う必要が出て来る悪手です。
手段を選ばなくなった時、正義も何もなくなってしまうものです。
誰かに贈るには意味が合いませんが、家に飾り騙されないよう警戒する時には使えます。
「嘘をつくなら上手に騙して」
こちらも「キツネ」の化かすイメージから付いた花言葉です。
今までと全く同じ振る舞いなら良いでしょうが、嘘がバレないための動きから距離ができ、結局破局する事もあるでしょう。
誠実な人が誠実なのは、相応の理由があるのです。
誰かに贈るには向きませんが、俳優など嘘を演じ、皆を楽しませる人には向きます。
まとめ
「キツネノボタン」は名前の通り可愛らしい花です。
花言葉を知れば、意外な性質にも気付くでしょう。
花を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。
