「ストロベリーキャンドル(ベニバナツメクサ)」は、マメ科シャジクソウ属の多年草です。
ヨーロッパから西アジア原産で、日本へは明治時代に牧草として導入、その後鑑賞用にも利用され、野生化しています。
花は紅色で小さい蝶型花が密集して花穂を形成します。
花期は4月から6月です。
今回は、「ストロベリーキャンドル」の花言葉について解説します。
「ストロベリーキャンドル(ベニバナツメクサ)」の花言葉
「胸に火を灯す」「素朴な愛らしさ」「私を思い出して」「幸運を呼ぶ」などがあります。
良い意味が揃い、贈り物に向きます。
「胸に火を灯す」
「ストロベリーキャンドル」の赤い花が、かがり火か松明のように見える事から付いた花言葉です。
同じ由来で「きらめく愛」という花言葉も付いています。
心の温かな人へ贈るのに向きます。
愛らしく、見ていると心が温かくなるような恋人にも良いでしょう。
「素朴な愛らしさ」
牧草として利用される事から、素朴な牧場暮らしのイメージで付いた花言葉です。
キリスト教の「羊飼い」「羊」のイメージから、「善良」という花言葉も付いています。
ファッションやメイクにセンスがある訳ではなく、野暮ったく見えるけれど、愛らしさのある人へ贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、自然に見えるよう装っている人です。
素朴な人は、それほど自然には見えません。
「私を思い出して」
人のあまり来ない、牧草地の傍らに咲くイメージから付いた花言葉です。
同じ由来で「人知れぬ恋」という花言葉も付いています。
卒業などのタイミングで、滑り込みで行う恋の告白へ添えるのに向く花言葉です。
恋愛関係なく、今後離れてしまう友人にも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、配偶者です。
皮肉にしかなりません。
「幸運を呼ぶ」
「ストロベリーキャンドル」の葉は3枚で、いわゆる「三つ葉のクローバー」です。
クローバーは幸運のシンボルとされるところから付いた花言葉です。
この花言葉が合わないのは、既に充分幸運な人です。
目標を高く取るのは良いですが、幸運を求めすぎてはいけません。
「ストロベリーキャンドル(ベニバナツメクサ)」の豆知識
「ストロベリーキャンドル」は、花が炎のようにも「イチゴ」のようにも見え、全体としては燃えるロウソクのようだった事から付いた名です。
他にかがり火や松明をイメージした「ストロベリートーチ」という別名もあります。
まとめ
「ストロベリーキャンドル」は目を惹く花ですが、牧草地では時に紛れてしまうでしょう。
花言葉を知り、興味を深めれば、存在に気付き、その特徴的な花を愉しめるでしょう。
風景の解像度を上げてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。