「ジャーマンアイリス」はアヤメ科アヤメ属の多年草です。
別名は「ドイツアヤメ」「レインボーフラワー」など。
名前通りヨーロッパで開発された種で、花の色は赤、オレンジ、ピンク、黄色、青、紫、白、黒など非常に豊富です。
そのうえ白と青、黄色と紫など複数の色を持つものも存在します。
開花期は主に5~6月。
19世紀初頭にはドイツやフランスにて品種改良が行われてきましたが、現在ではアメリカが本場となっています。
また園芸品種であり、野生には存在しません。
「ジャーマンアイリス」の花言葉
「ジャーマンアイリス」の花言葉は「使者」「吉報」「恋のメッセージ」などです。
これは「アイリス」の名前の由来にもなったギリシャ神話の女神イーリスが、虹の姿をとって伝令を務めたことに由来します。
カラーバリエーションが豊かで美しい花ということもあり、贈り物にするにはもってこいでしょう。
またアイリス(アヤメ)も同じ花言葉を持つ他、色によって花言葉が異なるとされることもあります。
例えば赤いものは「燃える思い」、ピンクのものは「恋のメッセージ」、白いものは「純粋」、青のものは「信念」、紫のものは「知恵」などです。
黄色のものは「復讐」「賢さ」とされることもあるので、万全を期すなら黄色あるいは黄色を含むものは、ギフトとしては避けるのが無難でしょう。
「ジャーマンアイリス」の豆知識
暑さにも寒さにも強い丈夫な花ではありますが、湿気には弱いので日本で栽培する時には注意が必要です。
日当たりや水はけ、風通しの良い環境に置く事を心がけ、水をやりすぎないようにすれば美しく育てることができるでしょう。
また雑草や花がら、枯れた葉は小まめに取り除くようにします。
加えて肥料をやり過ぎないということも重要です。
ちなみに同じ園芸品種のアイリス(アヤメ)の仲間としてダッチアイリス(オランダアヤメ)が存在します。
そちらは「ジャーマンアイリス」と比較すると少し小振りで遅咲き。
カラーバリエーションに富むという点は共通ですが、全体的にすらっとした印象があります。
まとめ
「ジャーマンアイリス」はアイリス(アヤメ)の園芸品種で、圧倒的なまでのカラーバリエーションから「レインボーフラワー」とも呼ばれています。
ドイツの名を冠していますが、現在の本場はアメリカ。
開花期は5~6月です。
また花言葉は「使者」「吉報」「恋のメッセージ」など。
とてもカラフルで華やかなので、ギフトにするにも栽培するにももってこいの花です。