「シンプリーヘブン」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「シンプリーヘブン」の花言葉とは? 花言葉

「シンプリーヘブン」はバラの品種の1種で、四季咲きの白から淡い黄色、そしてアプリコットのような淡い黄赤色の花を咲かせる植物です。

「シンプリーヘブン」Simply Heavenの名前は、天国のような美しさを表した名前で花径12cmほどの比較的大きな花を5月から6月、9月から11月に見ることができます。

今回はこの「シンプリーヘブン」の花言葉について解説していきます。

「シンプリーヘブン」の花言葉

バラは品種改良によって多種多様な姿の花が作り出されています。

「シンプリーヘブン」も品種改良によってできたバラで、コリン・ディクソン(Coln Dickson)によって1992年に作り出され、2001年にイギリスのディクソン社(Dickson Nurseries Ltd. . )が発表しました。

四季咲きの「シンプリーヘブン」は黄色系統の花をつけますが、昼夜の寒暖差が大きくなる秋は蕾がゆっくり成長するため、春に咲かせていた花色と比べより濃いアプリコットに近い花色になると言われています。

英RNRS(英国王立バラ協会賞・Royal National Rose Society)金賞、岐阜国際コンクール金賞などいくつかの賞を受賞した「シンプリーヘブン」は、微香タイプの気品にあふれた優雅なバラであるといえます。

そんな「シンプリーヘブン」の花言葉は「嫉妬」「不貞」です。

これらの由来について解説していきます。

「シンプリーヘブン」の花言葉「嫉妬」「不貞」

気品にあふれる「シンプリーヘブン」ですが、花言葉は不穏な言葉が並びます。

これら「嫉妬」「不貞」といった花言葉は「シンプリーヘブン」の花色である黄色にちなみます。

黄色というと注意を惹きつけてくれる色合いであるため、工事現場や小学生の帽子の色として使われています。

インドでは極楽浄土への道標の色であるとみなされたり、中国では古くから皇帝の色とされていたためアジアではポジティブな色、高貴な色であるイメージが強いのが黄色のイメージです。

一方ヨーロッパでは中世以降ネガティブなイメージの色として捉えられることが多くなりました。

それは、キリストの弟子の一人であり、キリストを裏切った人物でもあるユダの着衣を宗教画などで黄色で表すことが多かったからです。

そのため黄色には裏切りを表すイメージが付き纏い、黄色いバラである「シンプリーヘブン」にも「嫉妬」「不貞」という花言葉がつけられたようです。

「シンプリーヘブン」の豆知識

父の日には黄色いバラ、というイメージが日本にはあります。

これは1981年に発足した日本ファザーズデイ協会が家族愛の象徴である黄色いリボンと、父の日にバラを贈る習慣を結びつけて広まっていったものです。

まとめ

「シンプリーヘブン」はヨーロッパから来た色のイメージからネガティブな花言葉がつけられていますが、気品にあふれ、見ている人の気持ちを明るくしてくれる優雅なバラです。

贈答の際の参考になさってください。

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