ひょっこり立つ様子がユーモラスな「シラタマホシクサ(白玉星草)」は、ホシクサ科ホシクサ属の一年草です。
日本固有種で、東海地方の湿地に僅かに自生が見られます。
直立する茎先に小花が集まって咲き、直径8mmほどの玉のような形になります。
花期は8月から10月です。
やや尖ったシルエットが金平糖に見えるという発想で「金平糖草」という別名もあります。
今回は、「シラタマホシクサ」の花言葉について解説します。
「シラタマホシクサ(白玉星草)」の花言葉
1-1. 「純粋な心」
白い玉のような花から付いた花言葉です。
白は汚れていない純粋さ、心は平面よりもやはり膨らみのある玉のイメージが合うでしょう。
「純粋な心」は、素直で美しく好ましいものです。
けれど、人間の心はいつまでも純粋ではいられません。
成長するに従って、狡い事や汚い事も覚えていきます。
子供の頃はそんなものがなくても生きられていたかと言えば、そうでもありません。
生きるために必要な、競争や汚れは全て親が肩代わりしていただけです。
大人になって、当然背負う程度の汚れに染まりつつも、「ここだけは汚せない」という部分を妥協せず守り、清いままにしているならば、十分「純粋な心」と言えるでしょう。
振る舞いにごまかしや妙な妥協がなく、1本筋が通った相手へ贈り、共感や好意を伝えるのに向きます。
一方、「純粋な心」に否定的で、反発心を持つ人には向きません。
そういう人にとって「純粋な心」は、未熟さや愚かさ、欺瞞と同義で、避けるべき悪徳なのです。
考えを改めさせたいのであれば、じっくり交流を持つ必要があります。
そのつもりがないなら、やめておきましょう。
相手は相手、自分は自分です。
「シラタマホシクサ(白玉星草)」の豆知識
野生の「シラタマホシクサ」は減少しており、静岡県、愛知県、岐阜県、三重県の4県の湿地しか見られませんが、鑑賞用として栽培個体は少数流通しています。
但し、生育環境が鉄分の多い酸性土壌のため、中性から弱アルカリ性である水道水をやっているだけでは生きられません。
雨水や活力剤などを必要に応じて利用しましょう。
まとめ
「シラタマホシクサ(白玉星草)」は、玉のような花を咲かせ、花言葉は「純粋な心」です。
野生個体は減少しており、栽培も細かい注意が必要です。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。