「ツブラジイ」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「ツブラジイ」の花言葉とは? 花言葉

「ツブラジイ」はブナ科シイ属の常緑高木です。

普通の椎の木(スダジイ)よりも実が丸っこいことからこの名が付きました。

またその姿はスダジイによく似ているものの、葉などが少し小さいことから「コジイ(小椎)」と呼ばれることもあります。

開花期は5~6月。

花には雄花と雌花の2種類があり、それぞれ大きく異なる姿をしています。

一般的に「ツブラジイ」の花だと認知されているのは雄花の方でしょう。

1つ1つは小さなクリーム色~黄緑色のものですが、穂状にたくさん咲くので遠くからでもよく目立ちます。

一方、雌花の方は花というよりは小さなこぶに近いようなもので、花らしい要素はまったく見られません。

しかし花期が終わると、そこに丸っこいドングリの赤ちゃんができます。

「ツブラジイ」の花言葉

「ツブラジイ」に花言葉はありません。

しかし花言葉を与えるとするなら、椎の木やドングリに共通する花言葉である「永遠の愛」が良いでしょう。

これはドングリが野の動物たちにとって、厳しい冬を乗り切るための貴重な食料となることに由来します。

「ツブラジイ」の豆知識

日本に元々生えていた木の1つ(在来種)で、日本においては本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄に分布します。

海外においては朝鮮半島南部において見られるようです。

古くはシイやスダジイなどといった仲間と共に単に椎(シイ)と呼ばれ、その実は食料に、その木材は建築材や器具材、薪炭材などとして利用されてきました。

特に縄文時代においては、その実は栗などと共に食料として非常に重要な地位を占めていたと見られるほか、現代の日本においても博多区や北九州市などにおいて、炒ったものをお祭りの夜店で出すなどの文化が残っています。

ちなみに炒った実の味は、ほんのり甘味があって美味であると現代でも評価されているようです。

まとめ

「ツブラジイ」は椎の木の仲間で、実が普通の椎の実よりも丸っこいことからその名が付きました。

花は穂状に咲く雄花が良く目立ちます。

その色はクリーム色~黄緑色で、開花期は5~6月。

一方、雌花はこぶのようでまったく目立ちません。

しかしこれがかつて人間にとっても重要な食料であったドングリのもとになります。

また「ツブラジイ」に花言葉はありませんが、与えるとするなら「永遠の愛」が良いでしょう。

これはドングリが野の動物たちにとって、冬を乗り切るための大切な食料になることから来ています。

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