繊細な枝にみずみずしい葉を付ける「シマトネリコ」。
和風にも洋風にもマッチするシンボルツリーとして根強い人気がある樹木です。
亜熱帯のアジアを原産とするモクセイ科トネリコ属の常緑高木で、日本では主に沖縄に自生しているため「シマ」の「トネリコ」と呼ばれるようになりました。
今回はそんな「シマトネリコ」の花言葉について詳しく見ていきましょう。
「シマトネリコ」の花言葉「偉大」
「シマトネリコ」の花言葉のひとつめは「偉大」です。
これは北欧神話に登場する「ユグドラシル」という世界樹が「トネリコ」の木であったとされることから来ています。
世界を支えるほど巨大であった「ユグドラシル」の末裔かもしれない「シマトネリコ」を植えれば、その「偉大」な長寿にあやかることが出来るかもしれません。
「シマトネリコ」の花言葉「高潔」
「シマトネリコ」の花言葉ふたつめは「高潔」です。
これは世界樹「ユグドラシル」の神話のほか、トロイア戦争で不死身と恐れられた英雄アキレウスの使っていた槍が「トネリコ」で出来ていたことに由来します。
日差しに強い常緑樹で樹形に品がある「シマトネリコ」は庭木として植えるのにぴったり。
「シマトネリコ」の作る木陰で異国の物語を楽しむのも素敵ですね。
「シマトネリコ」の花言葉「服従」
「シマトネリコ」には「服従」という花言葉も付けられています。
これは北欧で「トネリコ」の神聖な力が、時に海さえ従わせると信じられていたことに由来します。
漁師や旅人は「トネリコ」の護符をもって海難事故から身を守っていました。
強力な力で悪運を払ってくれる「シマトネリコ」を、お家の守り神としてお迎えしてみてはいかがでしょうか。
「シマトネリコ」の花言葉「思慮分別」
「シマトネリコ」には「思慮分別」という花言葉もあります。
これは昔「トネリコ」の樹皮を煮詰めたものを墨に混ぜ、写経に使っていたことに由来します。
心を落ち着けたいとき、冷静な判断を下したいときなど「シマトネリコ」を傍においておけば、きっと深い知恵と分別を授けてくれるはずです。
まとめ
「シマトネリコ」は常緑樹ですが、寒い地方では落葉することもあります。
ですが落葉樹ほど葉が落ちることはなく、掃除や手入れが楽な樹木といえます。
神聖なパワーを持つ守り神として「シマトネリコ」を育ててみてはいかがでしょうか。