特徴的で美しい果実をつける「ザクロ」は、ミソハギ科「ザクロ」属の落葉樹です。
古くから人類と関わりが深く、西南アジアや中東原産とされ世界中に広まりました。
現在、日本では北海道を除く全域で植栽が見られます。
花色は赤朱色で花期は6月、果期は9月から10月です。
今回は、「ザクロ」の花言葉について解説します。
「ザクロ(柘榴)」の花言葉
「子孫の守護」が、共通した花言葉です。
外皮の中に多数の果実を付ける事から、「子だくさん」の意味がある他、仏教で鬼子母神に関わるエピソードもあります。
子育ての神である鬼子母神は、元は子供を喰う悪鬼でしたが、お釈迦様に我が子を隠された事で、子を喰われた母の悲しみを知って改心し、子育てを守護すると誓いました。
人を喰う衝動が起きた時に食べるように、とお釈迦様に勧められたのが「ザクロ」の実だったと言います。
保育園を健全に経営している友人などに向く花言葉です。
子供と関わりがなかったり、子供嫌いの人には合いません。
「ザクロ(柘榴)」の花言葉(部分別)
「ザクロ」には果実と花に独自に花言葉が付いているので、見ていきましょう。
「ザクロ(柘榴)」の果実の花言葉
「結合」「愚かしさ」があります。
「結合」は実が詰まった様子が元になっています。
「愚かしさ」の由来は、ギリシャ神話にあります。
冥界の王ハデスは、女神ペルセポネに恋をし、地下へさらってしまいました。
ペルセポネは地下で「ザクロ」の実を食べ、地上に帰れなくなってしまいました。
これは日本神話でも、「よもつへぐい」と呼ばれる、黄泉の結びつきを作り現世に戻れなくなる行為です。
「愚かしさ」という花言葉は、このペルセポネの迂闊さを意味して付きました。
「結合」は、チームメンバーに協調を促す場面に使える花言葉です。
ただ、「愚かしさ」という意味も付きまとうため、双方に思惑があるライバル企業同士の合併にはあまり向きません。
「ザクロ(柘榴)」の花の花言葉
「円熟した優雅さ」と言います。
花の大きく華やかな姿から付いた花言葉です。
優雅さが板に付いた友人などに向く花言葉です。
貫禄ある優雅な演技を見せる女優へのファンレターなどにも合います。
この花言葉が向かないのは、青年の若さが失われる事を気にする年代の人です。
一定年齢を超えれば受け入れられるのですが、まだ時期ではありません。
まとめ
「ザクロ」は人類と深い関わりがある植物です。
花言葉を知っていれば、より興味深く味わえる事でしょう。
植物を多面的に見せてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。