「クロバナタシロイモ」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「クロバナタシロイモ」の花言葉とは? 花言葉

「クロバナタシロイモ」はヤマノイモ科タシロイモ属の多年草です。

ブラックキャット、デビルフラワー、バットフラワー、タッカ・シャントリエリなどとも呼ばれます。

様々な呼び名が連想させるように花は黒く、また昆虫か悪魔がにらんでいるかのようなかなり独特な姿をしているのが特徴です。

開花期は4~11月。

高さは50~100cmほどとなります。

「クロバナタシロイモ」の花言葉

「クロバナタシロイモ」の花言葉は「邪悪」「孤独な主張」です。

そしてそれが非常にユニークな「クロバナタシロイモ」の花に由来することは言うまでもないでしょう。

しかし、当たり前ですが花は悪意を持って咲いているわけではなく、人間から美しいと言われようとそうでなかろうとただただひたむきに自らの生を全うしているだけです。

また日本ではマイナーである「クロバナタシロイモ」も、他の国では食文化の一端を担っていたりします。

それに地動説など今は正しいと分かっていることでも、社会的に認められていない頃には邪悪のように扱われていたということは少なくありませんでした。

「クロバナタシロイモ」の花は、周りと違う意見や性質を持っているがゆえに苦しみつつも頑張る人にぴったりと言えるでしょう。

「クロバナタシロイモ」の豆知識

花の怖そうな見た目に反し、原産地の東南アジアなどでは地下茎を食用とします。

また中国では胃腸や肝臓の薬として利用するのだとか。

日本においては鑑賞目的で栽培されていますが、いつ頃日本に入ってきたのかは分かっていません。

野生のものはタイ、マレーシア、中国、カンボジア、インド、ラオス、ミャンマー、スリランカ、ベトナムといった国に分布しており、森林や川沿いなどの高湿度な環境を好みます。

また同じヤマノイモ科タシロイモ属の仲間のタシロイモも同様に食用にされたり、薬として使われたりしますが、名前にある「タシロ」は日本に初めてタシロイモを持ち込んだ植物学者、田代安定氏に由来するものです。

余談ですがタシロイモの地下茎は苦くてそのままでは食べられないものの、よく水にさらして乾燥させ、粉にすれば良いデンプンの供給源になるのだとか。

まとめ

「クロバナタシロイモ」は黒い独特な風貌の花を付けるタシロイモの仲間で、ブラックキャット、デビルフラワー、バットフラワーなどとも呼ばれます。

その花の姿から「邪悪」「孤独な主張」という花言葉が付いていますが、邪悪のように扱われる孤独な主張は時代や場所が変わればその正しさが認められることもあるものです。

また日本においては観賞用に栽培されますが、他の国では食用にしたり、薬として利用したりします。

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