「サントリナ」という花をご存じですか。
別名「コットンラベンダー」、和名で「綿杉菊」とも呼ばれています。
地中海沿岸が原産でキク科ワタスギギク(サントリナ)属の常緑低木です。
その名のとおり、まるで綿毛かコットンのような銀灰色の産毛に覆われた特徴的な見た目をしている植物です。
今回はそんな「サントリナ」の花言葉について詳しく見ていきましょう。
「サントリナ」の花言葉「悪を遠ざける」
「サントリナ」の花言葉ひとつめは「悪を遠ざける」です。
「サントリナ」はラベンダーやヨモギに似た芳香を持つ植物で、その爽やかな香りは害虫を遠ざける効果があります。
嫌なものを払ってくれるので「悪を遠ざける」という花言葉が与えられました。
ドライフラワーにしても香りが続きますので、お部屋や衣服の虫よけに「サントリナ」を飾ってみてはいかがでしょうか。
「サントリナ」の花言葉「さりげない魅力」
「サントリナ」は銀灰色の葉が目立ちますが、初夏から秋にかけて黄色やクリーム色の小さな花を咲かせます。
その控えめな花の姿から「さりげない魅力」という花言葉が付けられました。
タンポポが丸くなったような愛らしい「サントリナ」の花は見ているだけで楽しい気持ちにさせてくれます。
「サントリナ」の花言葉「移り気な人」
「サントリナ」には「移り気な人」という花言葉もあります。
植物全体が持つ芳香が虫を遠ざけてくれるため、コンパニオンプランツとしてさまざまな花と組み合わせて植えられるところから付けられました。
恋人や意中の人に贈るには注意が必要な花言葉といえます。
「サントリナ」の名前の由来
「サントリナ」とは不思議な響きを持った名前ですが、由来はラテン語の「sanctum(聖なる)」という言葉と「linum(亜麻)」という言葉から来ています。
ヨーロッパでは古くから防虫や喘息の薬として使われており、空気を清浄にしてくれるハーブと信じられていたため「聖」の名が与えられました。
銀色に光る姿も神秘的な魅力に溢れており、英名の「コットンラベンダー」や和名の「綿杉菊」はその特徴から名付けられています。
まとめ
「サントリナ」は天然の防虫剤として現代でも活用されています。
フランスでは昔から乾燥させた「サントリナ」をポプリやサシェにしてタンスにしまい、衣服を守っていたそうです。
神聖な銀灰色の葉を持つ「サントリナ」、あなたの生活を守るお守りとして育ててみてはいかがでしょうか。