「グレビレア」はヤマモガシ科グレビレア属のオーストラリア原産の植物です。
開花時期は11月から3月で、赤色、ピンク、オレンジ色の花を咲かせる常緑低木にあたります。
樹高は20cmほどのものから大きいものでは10mほどと品種により大きさは異なりますが鉢を使っての栽培も可能で、日本でも庭木や店舗装飾とさまざまな場所で見かけることが可能です。
今回は「グレビレア」の花言葉について解説します。
「グレビレア」の花言葉
「グレビレア」Grevilleaの名前は、イギリス王位園芸協会の創始者であるチャールズ・グレビル(Charles Greville)から取られた名前です。
「グレビレア」の花は特徴的で、花弁がありません。
花弁に見える部分は総苞(そうほう)で、めしべが飛び出しているように見えます。
この花姿が蜘蛛の巣に見えることからスパイダーフラワーと呼ばれることもあります。
和名でハゴロモノマツ(羽衣の松)、ハゴロモノキ(羽衣の木)とも呼ばれますが、これらの名前も花の様子からつけられたとされています。
そんな「グレビレア」の花言葉は「情熱」、「燃える熱情」、「あなたを待っています」、「平和」です。
これらの由来について説明します。
「グレビレア」の花言葉「情熱」「燃える熱情」
「グレビレア」の花のめしべは花の咲き始めは丸まっていますが、成長するに伴い外側へと伸びていきます。
花が成熟した頃合いでポンと外に飛び出す様が「情熱」を想起させるためこの花言葉がつけられました。
「グレビレア」の花言葉「あなたを待っています」
「グレビレア」は甘い蜜を持つ植物です。
栽培する際にはこの蜜にカビが生えたような状態になってします病気、すす病があるため注意が必要ですが、非常に甘い蜜であるため鳥や虫が集まってきます。
そんな蜜を求めて鳥や虫が集まっている様から「あなたを待っています」という花言葉がつけられたそうです。
「グレビレア」の花言葉「平和」
「グレビレア」は花もちが良い植物です。
切花としては蒸れに注意は必要ですが、それ以外は特に気を配ってやらずとも花が長持ちします。
そんな丈夫な花の様子や、花の蜜を吸いにきた鳥や虫たちが植物とうまく共存している様子を指して「平和」という花言葉がつけられました。
「グレビレア」の豆知識
花姿が特徴的な「グレビレア」ですが、葉も個性的です。
花を楽しむだけでなく、葉物としてアレンジメントに加えたり、ドライフラワーとしても楽しまれる植物です。
まとめ
「グレビレア」は個性的な花姿が魅力的な植物ですが、花言葉も愛を伝えるのにぴったりの植物です。
贈答の際の参考になさってください。