「クロコスミア」、別名「モントブレチア」や「ヒメヒオウギズイセン」とも呼ばれるこの植物は、南アフリカ原産でアヤメ科ヒメトウショウブ属の多年草です。
遠くからでも目立つ印象的な赤やオレンジの花を穂のように咲かせます。
今回はそんな「クロコスミア」の花言葉について詳しく見ていきましょう。
「クロコスミア」の花言葉「謙譲の美」
「クロコスミア」の花言葉ひとつめは「謙譲の美」です。
「クロコスミア」は人目を引く鮮やかな花を持ちますが、俯くように奥ゆかしく咲くことからこの花言葉が与えられました。
ショウブやアヤメに似た葉もすっきりとした印象で「謙譲の美」にふさわしい立ち姿です。
控えめに頑張っているあの人へ、「クロコスミア」の花であなたの気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。
「クロコスミア」の花言葉「楽しい思い出」
「クロコスミア」の花言葉ふたつめは「楽しい思い出」です。
「クロコスミア」の花はひとつの茎に多いものは20個ほどの花芽を付けます。
連れ立つように明るい花を咲かせるさまが、幼いころの「楽しい思い出」を思い出させるためこの花言葉となりました。
懐かしい友との再会に「クロコスミア」は素敵な彩りを添えてくれるはずです。
「クロコスミア」の花言葉「陽気」
「クロコスミア」のみっつめの花言葉は「陽気」です。
これも次々に連なって咲く鮮やかな花の様子から付けられました。
「クロコスミア」の花期は6月から8月。
梅雨で気分が重くなりがちな季節ですが、「クロコスミア」の赤やオレンジの元気な花は、きっとあなたの心を前向きにしてくれることでしょう。
「クロコスミア」の花言葉「芳香」
「クロコスミア」のちょっと変わった花言葉に「芳香」があります。
クロコスミアの学名「Crocosmia」はギリシャ語のサフラン「krokos」と、匂いを表す「osme」の組み合わせです。
その名の通り、クロコスミアの花を干してお湯に浸すとサフランのような良い香りがするためこの花言葉が付けられました。
「クロコスミア」を手に入れた際には、咲き終わった花びらでぜひ香りを確かめてみてください。
まとめ
「クロコスミア」は生命力が強く、空き地や道端でも半野性化して増えてしまうため、実は佐賀県では条例にて移入が禁止されています。
ですが重苦しい梅雨空の下で鮮やかな花を見せてくれる「クロコスミア」の魅力はかけがえのないもの。
マナーを守った栽培で、末永く「クロコスミア」の花を楽しみましょう。