「クマイチゴ」はバラ科キイチゴ科の落葉樹です。
北海道から九州、海外では中国、朝鮮半島に分布し、日当たりの良い山地の林縁や、荒れ地に生育し茂みを形成します。
花期は4月から6月、果実が出来るのは6月頃です。
今回は、「クマイチゴ」の花言葉について解説します。
「クマイチゴ」の花言葉
「愛情」「謙遜」「尊重される」「後悔」があります。
「クマイチゴ」固有の花言葉はないため、キイチゴ属の花言葉と部分的に重複します。
良い意味はありますが、悪い意味の花言葉が混ざるため、大勢の人が訪れるお祝い事などにはあまり向いていません。
相手を選んで贈る方が良いでしょう。
「愛情」
実の赤と、生き物を育む実のイメージに合う花言葉です。
愛情深い肉親や恋人、配偶者などに贈るのに向いています。
マタニティグッズや家族向けの料金プランなどのイメージに合います。
この花言葉が向いていないのは、関係の浅い相手です。
「社交辞令なんだけど、誤解されたろうか」と、戸惑われてしまうでしょう。
「謙遜」
葉に隠れて実る控えめな果実からイメージされる花言葉です。
控えめでありながら、押さえるところはきちんと押さえている友人や同僚に贈るのに向く花言葉です。
スマホの待ち受けなどにして、出しゃばっていないか自問するのも良いでしょう。
逆に合わないのは、積極性で成功している人です。
そのような人にこの花言葉を伝えても、僻んでいるようにしか伝わらないでしょう。
「尊重される」
イチゴの花言葉に「尊情と愛情」や「尊重と愛情」があり、その由来はイチゴが聖母マリアや聖ヨハネのシンボルであった事で、そこから連想される花言葉です。
尊敬できる両親や恩師などに贈るのに向いています。
逆に向かないのは、勤めている会社の上司や社長です。
あくまで契約上の関係であり、礼儀の範囲を超えて尊ぶものではありません。
一度「こいつは何をしても辞めない」と思われてしまうと、実質的な待遇は悪化するばかりです。
「後悔」
トゲのあるキイチゴ属のラズベリーに付く花言葉と共通しています。
山歩きで「クマイチゴ」の茂みに突っ込んでしまえば、花言葉を実感出来るでしょう。
熊の毛皮なら防げるでしょうが、人間の肌には鋭すぎます。
良い意味の花言葉ではなく、誰かに贈るのにも向きません。
何かしら問題を起こした後に、謝罪の意味で贈る事は考えられますが、「後悔するぐらいなら、最初からやらなければ良いのに」と、収まりかけた怒りを再燃させる事の方が多そうです。
自分の戒めとして、家で育てる分には役立つでしょう。
まとめ
山歩きで「クマイチゴ」の赤い実を見つけると、つい摘みたくなります。
そんな時、花言葉を知っていれば、少し慎重になり、難を逃れられるでしょう。
花を多面的に見せてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。