「イヌカミツレ」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「イヌカミツレ」の花言葉とは? 花言葉

道端や農地でカミツレ(カモミール)のような花が咲いていたら、それは「イヌカミツレ」である可能性が高いです。

「イヌカミツレ」はカミツレ同様キク科シカギク属に分類される一年草または二年草で、開花期はカミツレより少し遅めの6〜8月。

また「イヌカミツレ」の花はカミツレ同様白色ですが、カミツレの花のような香りはないという違いもあります。

しかし最も大きな違いは有用なハーブや薬として使われてきたカミツレと違い、「イヌカミツレ」は特に人間に利用されてこなかったという点でしょう。

それどころか特に小麦の生産地では厄介な雑草として認知されており、美しい花を咲かせるにもかかわらず血眼で防除されてしまうということも珍しくありません。

「イヌカミツレ」の花言葉

人間に利用されてこなかったためか、「イヌカミツレ」には花言葉は与えられていません。

またいくら同属とはいえ、イメージが大きく違うためカミツレの花言葉を用いるわけにもいきません。

「イヌカミツレ」に花言葉を与えるとするなら、「不屈の精神」「不撓不屈(ふとうふくつ、どんな苦難にもくじけないこと)」などがふさわしいと考えられます。

これらは何度も引っこ抜かれ、刈られ、農薬を散布されても何度でも蘇る生命力の強さからきたものです。

余談ですがカミツレの花言葉は「逆境に耐える」「逆境で生まれる力」「仲直り」などで、こちらも生命力の強さを感じさせるものとなっています。

「イヌカミツレ」の豆知識

「イヌカミツレ」は元々日本に分布していた種ではありません。

また日本に入ってきた時期や経路についても不明な点が多くあります。

現在では全国で見られる花となっていますが、特に「イヌカミツレ」に悩まされているのが北海道。

新しい農薬の開発などにより以前より多少良くなってはいるものの、しばしば小麦畑において爆発的に繁茂し、減収の原因となっているそうです。

なお当然のことではありますが市場での取り扱いはないので、ギフトにするならカミツレの方がずっと良いでしょう。

まとめ

「イヌカミツレ」に花言葉はありませんが、与えるとするなら「不屈の精神」「不撓不屈」などが良いでしょう。

カミツレに似たきれいな花を咲かせますがカミツレのように薬にならないうえ、小麦畑などを荒らすので今のところは厄介な雑草という扱いです。

しかしカミツレ同様、非常に強い生命力を持っています。

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