健康茶としても利用されるカワラケツメイは、マメ科ジャケツイバラ亜科カワラケツメイ属の一年草または多年草です。
本州、四国、九州、海外では中国、朝鮮半島に分布し、河原の他、土手や道端などの日当たりの良い、やや湿った草原に群生します。
8月から10月にかけて黄色い小さな花を咲かせ、マメに似た莢に入った実をつけます。
河川改修などによる帰化植物によって生息域を狭められている種の1つです。
今回はカワラケツメイの花言葉について解説します。
「カワラケツメイ」の花言葉
「自由」があります。
河原などで群生する姿から想像出来る花言葉です。
決断力があり自分で自分のやりたい事をきちんと行えている友人や同僚、先輩などに合う花言葉です。
オーダーメイドの仕立て業や、注文住宅などのイメージにも使えます。
スマホの待ち受けにして、何かに自分が流されて意見を曲げていないか都度省みるのも良いでしょう。
向いていそうで微妙に向かないのは、子供や部下など目下の人です。
自由にのびのびやって欲しいという気持ちで伝えたとしても、「そう言って実は試されている」「勝手な事をやり過ぎていると注意を受けた」とマイナスに受け取られがちです。
やるべき事とやるべきでない事を伝えた後は黙っておきましょう。
わざわざ言わなくても、その他の時間、彼らは自由にしているしかないのです。
「カワラケツメイ」の豆知識
カワラケツメイは「河原決明」と書きます。
これは、河原に生える決明子(ケツメイシ)のような薬効があるもの、または河原に生える決明のような植物、という意味です。
決明とはエビスグサを指し、決明子はその種子で、漢方薬や健康食品として用いられます。
カワラケツメイの別名にネムチャ、マメチャなど、お茶を指すものがありますが、これはカワラケツメイを煎じてお茶として飲む習慣から付いたものです。
葉を使う他、果実を煎じて豆茶にもしました。
利尿作用があり、腎臓炎などに効果がある民間薬として「弘法茶」「浜茶」などと呼ばれ利用されてきました。
弘法茶の名の由来は弘法大師が愛用していたものを全国行脚の際に広めた、というものです。
ただ、弘法大師伝説は平安時代に高野山で修行した僧侶たちが「高野聖」として各地に出向き「うちの開祖はこんなに凄い」というニュアンスで広めたもので、話半分に聞いた方が良いでしょう。
まとめ
カワラケツメイは土手などに生える野草です。
花言葉を知っていれば、それに気付き楽しむ事ができるでしょう。
いつもの風景にちょっとした気づきを与えてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。