「オモゴウテンナンショウ(面河天南星)」は、サトイモ科テンナンショウ属の多年草です。
日本固有種で、本州の広島県、山口県、四国の愛媛県と高知県に分布し、林下に生育します。
花は小花が集まり直立した花穂をつくり、それを包むように先の長い仏炎苞が付きます。
花期は5月から6月です。
今回は、「オモゴウテンナンショウ」の花言葉について解説します。
「オモゴウテンナンショウ」の花言葉
「壮大な美」「おしゃれ」「謙虚」です。
比較的良い言葉が揃い、贈り物に向きます。
但し、絶滅危惧種のため、野生個体を採取してはいけません。
画像などで送るなら問題ないでしょう。
「壮大な美」
斑点のある仏炎苞に花穂が囲まれる様子を、壮大な星空に喩えた花言葉です。
狭いところに押し込まれているようですが、花の視点からは星いっぱいに見えるでしょう。
小さく繊細な美も素敵ですが、壮大で圧倒される美には心に訴えかける、原初的な感動があります。
大きな美術作品を観たり、美術館そのもの、景色全体を芸術と見て楽しむのも良いでしょう。
この花言葉は、作品にせよ、志にせよ、壮大で心引かれる人へ贈り、応援の気持ちを伝えるのに向きます。
一方、大柄な体格がコンプレックスの人には向きません。
まず、単なる「美」を褒め、「壮大」に触れるのはずっと後の事です。
「おしゃれ」
仏炎苞の斑点が、水玉柄のようで「おしゃれ」に見える事から付いた花言葉です。
花穂がコートを身に纏っているようでもあります。
社会人には清潔感が必要、とはよく言われる事ですが、これは汚れを取るというだけの話ではありません。
TPOにあった「おしゃれ」をする、という意味です。
ビジネスの場の、マナーから逸脱しない範囲の「おしゃれ」は、振る舞いをスマートに見せ、逆に野暮ったいと薄汚れてくすんだイメージになるのです。
この花言葉は、自宅に飾り、毎朝の身だしなみを整える時、意識するきっかけにできます。
「謙虚」
仏炎苞の先が大きく垂れ下がり、頭を下げたり、顔を隠しているように見える事から付いた花言葉です。
経済状況の悪化からか、大手の小売店であっても、上げ底などで堂々と顧客を騙す時代になりました。
人の心が荒む時、「謙虚」は、付け込まれる弱みになってしまいます。
一方、同レベルで張り合う事をやめ、別方向に価値を見出すという道もあります。
そちらを向いた時、付け込まれる事にさしたる問題がなくなり、再び「謙虚」さを取り戻せるのです。
不安な情勢こそ、自分を見失わずに過ごしたいものです。
まとめ
「オモゴウテンナンショウ」は、サトイモ科テンナンショウ属の多年草です。
花言葉は「壮大な美」「おしゃれ」「謙虚」です。
自分を見つめ直すきっかけにもなる、花言葉を是非参考にして下さい。