ウグイスカグラはスイカズラ科スイカズラ属の落葉樹です。
日本原産で本州・四国の山野に分布する他、栽培も行われています。
春に淡紅色の細長い漏斗型の花を下向きに咲かせます。
ヤマウグイスカグラの変種に当たり、茎や花に毛がない事がウグイスカグラの特徴です。
ここでは、ウグイスカグラの花言葉について解説します。
「ウグイスカグラ」の花言葉
「明日への希望」「未来を見つめる」があります。
大抵誰にでも向く、良い意味の花言葉です。
将来のイメージが大体固まってしまった人には向かないようですが、案外ギリギリまで人は先の事を考えているものです。
「明日への希望」
ウグイスカグラは漢字で鶯神楽と表記します。
この名前は、枝の間を跳ねるよう歩き、飛び回るウグイスが「神楽(神楽舞)」をしているように見えた事が由来です。
神楽は単なるダンスではなく神道の儀式で、神様に踊りを奉納するものです。
その起源は、古事記の「岩戸隠れ」の伝説に遡ります。
ある時、太陽の神である天照大神が、機嫌を損ねて引き籠もり世界が真っ暗になりました。
天照大神の興味を惹いて外に出すためのきっかけになったのが、女神のアメノウズメによる舞で、これが神楽の起源と言われています。
つまり神楽は呼び戻し、夜明けと明日をもたらしたのです。
花言葉の由来にぴったり合うエピソードです。
この花言葉は、明日へ希望を持つ人全般に向きます。
自分が未来に心配を抱えているとしても、まずは明日が良い日であるように、と思って飾ってみましょう。
この花言葉が合わない人は本質的にはいませんが、病的に気分が落ち込んでいる人に対しては、ストレスになるのでやめましょう。
また、他宗教を厳格に信仰している場合、話が長くなる可能性はあります。
「未来を見つめる」
神楽の起源と、人間に興味のありそうな花の向きからイメージしやすい花言葉です。
明日よりも遠い、未来のイメージになります。
夢や希望を持ち前向きに生きている人全般に向く花言葉です。
また、大きなライフイベントがあり、未来について不安が大きい人にも向くでしょう。
占いを仕事や趣味にしている人にも合いそうですが、各々の流儀と合わない場合があるので、事前の確認した方が無難です。
自分の家に飾り、将来の夢などを実現する決意にするという使い方もあります。
逆に合わない相手としては、様々な事情で未来の事をあまり考えたくない人全般です。
余程親しい相手なら、前向きになるよう促す事も出来ますが、そうでない距離感の場合は余計なお世話になります。
まとめ
ウグイスカグラは特徴的な花を咲かせます。
花言葉を知る事で、より深い意味に触れる事が出来るでしょう。
花に込められた想いをよりはっきりと理解出来るよう、花言葉を是非参考にして下さい。