深い色と強い香りの「イントゥリーグ」は、バラ科バラ属の1品種です。
アメリカの「ウィリアム・A・ウォーリナー」によって1981年に作出されました。
花弁はやや尖った半剣弁で、スタンダードな高芯咲きです。
花色は濃い紅紫で、強いダマスク香があります。
四季咲きで、咲き始めは5月です。
今回は、「イントゥリーグ」の花言葉について解説します。
「イントゥリーグ」の花言葉
「愛情」「美」「喜びと苦しみ」「はかりごと」といいます。
良い言葉と不穏な言葉が混じるため、贈る時は意図を明らかにしましょう。
敢えて明らかにせず、気を持たせるという使い方も出来ますが、相手を選びます。
「愛」
古代ギリシャ神話の愛と美の女神「アフロディーテ」を象徴する花がバラだった事に由来します。
愛情を伝える贈り物に向きます。
「美」
こちらはアフロディーテの「美」の側面を表す花言葉です。
美しい人や、美しさを伝えるギャラリーのディスプレイなどに向きます。
「喜びと苦しみ」
「イントゥリーグ」の妖しく魅力的な姿と、棘の痛さから付いた花言葉です。
喜びと苦しみは紙一重です。
単純に、喜びが終わってしまう事は苦しみの始まりでしょう。
愛した人が他の人に奪われるのも、愛する喜びが大きいからこそ、苦しみが深く重くなります。
ここから逃れる方法は、執着を持たない事ですが、そうなると修行僧のように暮らさなければならず、それが楽かというとそうでもありません。
ある程度「何が起きる事もある」という覚悟を決めておくのが程々の着地点でしょう。
結婚した親しい友人へ贈るのに向く花言葉です。
独立する子供にも良いでしょう。
「はかりごと」
「イントゥリーグ」を日本語訳した花言葉です。
濃いルージュのような花色と、香水にも使われるダマスク香、そして花の陰に隠れた棘。
美しさを武器に情報を引き出すスパイや、人を魅了して成り上がる実業家というイメージになります。
誰かに贈るには向きません。
本当に謀るつもりなら、ヒントを与えてはいけません。
創作で、鮮やかに悪巧みを成功させる、怪盗などのキャラクタイメージには向きます。
「イントゥリーグ」の豆知識
「イントゥリーグ」とは、英語で「陰謀」「悪巧み」「密通」などの意味になります。
一方「人の興味を惹きつける」「好奇心をそそる」という意味にもなります。
まとめ
「イントゥリーグ」は、妖しい美しさを持つバラです。
花言葉を知れば、更に魅力を感じられるでしょう。
花を一層彩り良く見せてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。