「イトキンポウゲ(糸金鳳花)」は、キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草です。
北半球の亜寒帯全域に分布し、国内では北海道から関東地方の湿地や湖沼の畔に生育します。
花は「キンポウゲ」と似た、光沢のある黄色い花弁を5枚付け、花期は7月から9月です。
今回は、「イトキンポウゲ」の花言葉について解説します。
「イトキンポウゲ(糸金鳳花)」の花言葉
「栄光」「子供らしさ」「中傷」「心の繋がり」といいます。
キンポウゲ属の花言葉を含みます。
良い意味と悪い意味が混ざるため、贈る時は意図を正しく伝えましょう。
深読みする人には向きません。
「栄光」
ピカピカ光る黄色い花から、栄光の勲章をイメージした花言葉です。
同じ由来で「栄誉」「富」「幸福」などの花言葉もあります。
栄光は素晴らしいものですが、分相応という言葉もあり、自分の身の丈にあった幸せを目指すのも重要です。
但し、これを「人は栄光を目指してはいけない」と、主語を広げて曲解すると、おかしな事になるので気を付けましょう。
嫉妬する自分の心を覚知する事は重要です。
大きな成功に喜ぶ人へ贈るのに向く花言葉です。
「子供らしさ」
黄色く光沢のある花を陽光に喩え、日の当たる下で遊ぶ子供をイメージした花言葉です。
小学生の通学帽子の黄色としても意味が合います。
「無邪気」「上機嫌」「楽しみ到来」「到来する幸福」などの花言葉も付いています。
子供は必ずしも無邪気で可愛い存在ではなく、大人の縮図である事も多いですが、「子供らしさ」というと、素直に可愛いものを意味します。
無邪気で子供っぽい可愛さを見せる恋人へ贈るのに向きます。
演じていようといまいと、「可愛い姿」を見せたいという心は、意気に感じるべきです。
「中傷」
キンポウゲ科の毒性から付いた花言葉です。
確かに、キンポウゲ科には毒性があり、「トリカブト」など、命にかかわる強いものもあります。
ですが、これを理由に、キンポウゲ側に悪意があるというのは、謂われのない中傷です。
植物の「危険」は、大抵の場合、手を出さなければ何も起きない、受動的なものなのです。
悪い意味になるため、贈り物には向きません。
「心の繋がり」
これが、「イトキンポウゲ」固有の花言葉です。
「イトキンポウゲ」の名は、葉が細い糸状である事から付きました。
これに、温かな黄色い花を合わせ、心が結ばれた状態に喩えています。
恋人や友人、家族など、心の繋がりを感じる親しい人へ贈るのに向きます。
まとめ
「イトキンポウゲ」は鮮やかで可愛らしい花です。
花言葉を知れば、更に好ましく感じられるでしょう。
花をより鮮やかに見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。