「イソトマ」はキキョウ科「イソトマ」属(旧ローレンティア属)の多年草です。
日本では、冬に枯れる一年草として扱います。
中央アメリカ以南、オーストラリアに分布し、日本へは昭和38年に持ち込まれました。
花は花弁5枚の星形で、色は白から紫、青です。
花期は5月から10月です。
今回は、「イソトマ」の花言葉について解説します。
「イソトマ」の花言葉
「猛毒」「強烈な誘惑」「悔いなき青春」「親善」などがあります。
悪い言葉と良い言葉が混ざりますが、悪い方のイメージがかなり強いので、贈り物にはあまり向きません。
価値観の近い、親しい相手に贈るなら問題ないでしょう。
「猛毒」
「イソトマ」の毒性を直接的に表した花言葉です。
茎を切ると有毒な乳液が出て、皮膚をかぶれさせます。
毒というと恐ろしいようですが、植物の防衛能力としては有り触れたものです。
自然は優しいものではなく、生存競争の末に成立している事を忘れなければ、無闇に害を被る事もないでしょう。
誰かに贈るのは難しい花言葉です。
ユーモアだと思って毒を吐く人もいますが、そういう笑いの取り方も時代からずれて来ているでしょう。
「強烈な誘惑」
こちらも毒から付いた花言葉です。
毒は危険なものですが、その力強さは人を惹きつけます。
許容量を超えた強烈な魅力は、時として毒のように心を蝕むものです。
非常に魅力的な相手への恋の告白や、恋人への愛情表現に向きます。
但し、刺激が強すぎて長く一緒にはいられないというニュアンスが伴うため、真面目な付き合いを考えているなら、徐々に路線変更は必要です。
「悔いなき青春」
星形の花が咲き乱れる様子は、地上の星空のようです。
そんなキラキラした経験が多数ある青春は、思い出に満ちた悔いの無いものになる。
そんなイメージから付いた花言葉です。
同じ由来で「神聖なる思い出」という花言葉も付いています。
現実的には、悔いの無い青春はありません。
青春の只中では、喪失感と後悔の繰り返しです。
けれど、失敗が多いほど、振り返れば星のように輝いて見えるのです。
青春を共有した人へ贈ったり、自宅に飾り思い出を振り返るきっかけにするのも良いでしょう。
「親善」
「イソトマ」の茎が這い広がり、他の株や植物にまで届くところから付いた花言葉です。
同じ由来で「心を開く」、何かを伝えているように見える事から「優しい知らせ」という花言葉も付いています。
「胸襟を開く」と言いますが、人と親しむには自分を見せる事は必要です。
一方、全てを見せなければ、親しくなれない、と考えれば、窮屈になってしまいます。
人間は場面により見せる顔は違うもので、それを含めてパーソナリティです。
親しくしたい相手に気軽に贈り、交流を深めるのに向きます。
大事なのは、合わないと思ったら無理に関係を続けようと思わない事です。
そこさえぶれなければ、親しくする事に負担はなくなるものです。
まとめ
「イソトマ」は細やかで可愛らしい花です。
花言葉を知れば、思わぬ性質にも気づけるでしょう。
花との適度な距離を教えてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。