「イエローサルタン」は、キク科ニオイヤグルマギク属の一年草です。
カスピ海沿岸原産で、日本へは大正時代に渡来しました。
花は直径5cm程で、黄色い花弁に細かい切れ込みが入り、フサフサした見た目です。
花期は1月から5月です。
今回は、「イエローサルタン」の花言葉について解説します。
「イエローサルタン」の花言葉
「強い意志」「孤独を楽しむ」「優美」「幸福」といいます。
良い意味が揃っており、贈り物に向きます。
「強い意志」
「イエローサルタン」のサルタンは、イスラムの君主の称号「スルタン」の事で、「神に由来する権威」を表す言葉です。
原産地がイスラム圏であり、王冠のイメージに近い形をしている事から、理解しやすい名前です。
スルタンの権力は、「スルタン主義体制(個人支配体制)」として分析されます。
権力者個人の意思が強力に働く支配体制、というイメージから付いた花言葉です。
意志が強く、一度決めた事は絶対諦めないタイプの人へ贈るのに向きます。
スマホの待ち受けにして、何かくじけそうな時に心を奮い立たせるきっかけにもできます。
この花言葉を贈るのに合わないのは、目標を取り立てて持たず、日々に満足して暮らす人です。
意志が弱いだけなら激励にもなりますが、意志の向かう方向がないと、何も響きません。
「孤独を楽しむ」
こちらもサルタンのイメージから付いた花言葉です。
強い権力を持つサルタンは、対等な人がいなくなり孤独に陥ります。
それを楽しめる人でない限り、早々に権力を手放したくなるでしょう。
仕事を早々に引退し、のんびり暮らす友人へ贈るのに向きます。
休日を独りで有意義に過ごせる人にも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、誰かと行動する事を絶対視し、独りで行動する人を見下す人です。
自己否定に繋がるので、仮に自分が独りになったとしても、受け容れる事が出来ないでしょう。
「優美」
細かく切れ目の入った花弁の、繊細で優美な様子から付いた花言葉です。
優しく柔らかな印象のある、美しい人へ贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、厳しさの奥に優しさがあり美しい人です。
優美とは、もう少し分かりやすく優しいものです。
「幸福」
黄色い花は黄金のイメージに繋がり、サルタンの名は権力のイメージになります。
貧しい方が心の幸せがある、という考えもありますが、それはどちらかというと教訓話の世界の話です。
現実的には、お金も立場もそこそこ持っていた方が幸せなものです。
幸福は誰にでも嬉しいもの、というより、嬉しい状態が幸福なので、人を選ばず送るのに向きます。
まとめ
「イエローサルタン」は明るく美しい花です。
花言葉を知れば、更に好ましく感じられるでしょう。
花をより鮮やかに見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。