「アンクサ・センペルビレンス(エブリーグリーン・アルカネット)」は、ムラサキ科ウシノシタグサ属の常緑の多年草で、ヨーロッパ南西部原産です。
花は青紫で、複数集まって咲きます。
花期は5月から6月です。
今回は、「アンクサ・センペルビレンス」の花言葉について解説します。
「アンクサ・センペルビレンス(エブリーグリーン・アルカネット)」の花言葉
「真実の愛」「あなたが信じられない」「偽り」です。
真逆の言葉が混じりますが、カードなどで言葉を限定すれば、誤解はありません。
「真実の愛」
「センペルビレンス」も「エブリーグリーン」も、「常緑」を表します。
時の流れによって枯れる事もない愛を表す花言葉です。
「真実の愛」があるなら、そうでない愛もあるのが道理です。
ですが、愛はそれ自体ある程度真実性を含みます。
愛は、相手を愛おしく思ったり哀れんだりする、偽りのない気持ちから生じているのです。
「強い愛情」と解釈する程度で、そこまで意味は離れません。
プロポーズや結婚式のディスプレイなどに向く花言葉です。
「あなたが信じられない」
「アンクサ」は、古代ギリシャ語の「アンクサ(化粧原料)」を表します。
同属の品種に、根が化粧の原料となるものがあった事から付いた名です。
巧みな化粧は本来の姿とはガラリと印象を変えてしまいます。
そんな化粧による驚きを表す花言葉です。
「あなたが信じられない」と思う時、騙された時の言葉をイメージしますが、信じられないような偉業を達成した人に対する感情も同じです。
何かしら、驚かされるような良い事を成した、親しい人へ贈るのに向きます。
言葉の意味を厳密に考える目上の人には向きません。
あいづちに「本当ですか?」と言うのと同程度には嫌がられるでしょう。
「偽り」
こちらも化粧で見た目を変えてしまう事から付いたものです。
化粧は古くは呪術などにも使われたものです。
これによって人間は人間ではないものになり、人間のままでは無視される神や精霊との接点を持ったのです。
このレベルの化粧になると「偽り」も理解しやすいでしょう。
現代の化粧が「偽り」であるかは、その人の考え方次第です。
化粧を含め、その人と考えれば、そこに嘘はありません。
また、恋人の為にするものであれば、愛しい気持ちや良く見て欲しいという内面が表れたもので、むしろ真実とも解釈出来るのです。
この花言葉は、誰かに贈るには向きません。
創作で、本心と違う事を口にするキャラクタのイメージなどに向きます。
まとめ
「アンクサ・センペルビレンス(エブリーグリーン・アルカネット)」は、ムラサキ科ウシノシタグサ属の常緑の多年草です。
花言葉は「真実の愛」「あなたが信じられない」「偽り」です。
強い愛情も伝えられる、花言葉を是非参考にして下さい。