「アレナリア・モンタナ」は、ナデシコ科アレナリア属の多年草です。
日本で単に「アレナリア」として流通しているものは、通常この品種です。
ヨーロッパ南西部原産で、山岳地帯に生育します。
マット状に生え広がる株を覆うように、花径2cm程の白い花が多数咲きます。
花期は、4月から5月です。
今回は、「アレナリア・モンタナ」の花言葉について解説します。
「アレナリア・モンタナ」の花言葉
「愛らしい」「可憐な」「自制心」です。
良い意味の言葉が揃い、意味が合う相手への贈り物に向きます。
「愛らしい」
小さく可愛らしい花から連想された花言葉です。
「愛らしい」ものを見ていると、心が温かい気持ちになります。
自分で外敵を打ち倒す力がない「愛らしい」段階の子供を、大切にしたい守るべきもの、と感じる気持ちは、種の保存のため本能に刻まれた性質と言えるでしょう。
その意味では、自分の子供でもない花を愛でるのは理不尽と言えます。
ですが人間の感情は、本能だけで成り立ちません。
連想や類推、文化的な背景など、様々な経緯で「愛らしい」という感情に辿り着いているのです。
この花言葉は、愛らしい相手へ贈り、好意を伝えるのに向きます。
「可憐な」
山岳の厳しい環境で健気に咲く、小さく可愛らしい花の姿から付いた花言葉です。
「愛らしい」ものは、眺めていたい気分になりますが、「可憐な」ものは手で包み込みたくなるような、能動的な気持ちを揺り動かします。
可憐な雰囲気のある恋人へ贈り、愛情を伝えるのに向きます。
本当は図太いのだとしても、相手のストーリーに参加する遊び心は恋を輝かせます。
「自制心」
荒れた山岳で自生する、「アレナリア・モンタナ」の性質から付いた花言葉です。
「アレナリア」とは、ラテン語の「アレナ(砂)」が語源で、砂地に生える花を意味します。
一方、「モンタナ」は「山岳性の」という意味です。
アメリカのモンタナ州に自生している訳ではなく、語源の部分で共通しています。
「自制心」があると、辛い状況でも理性を失わず、普段のパフォーマンスが出せるでしょう。
「自制心」はそこそこで、感情は素直に出した方が良いというのは、創作などでしばしば語られますが、あくまで信頼出来る人との関係と考えるべきです。
これを取り違えると、SNSで妙な事を発信してしまう事にも繋がります。
自分の部屋に飾り、戒めとするのに向きます。
まとめ
「アレナリア・モンタナ」は、ナデシコ科アレナリア属の多年草です。
花言葉は、「愛らしい」「可憐な」「自制心」です。
自らを省みるのにも役立つ、花言葉を是非参考にして下さい。