「アリウム・モーリー」は、ネギ科アリウム属の多年草です。
南ヨーロッパ原産で、日当たりと水はけの良い場所を好みます。
一般的な「アリウム」は、いわゆるネギ坊主の姿ですが、「アリウム・モーリー」の花は寄り集まってはいても、玉にはなりません。
花色は黄色で、花期は5月から6月です。
今回は、「アリウム・モーリー」の花言葉について解説します。
「アリウム・モーリー」の花言葉
「友情」「幸福」「喜び」です。
「黄色いアリウム」としての花言葉が付きます。
いずれも良い言葉で、贈り物に向きます。
恋人に対する「友情」は、別れの意味で伝わる場合がありますが、カードなどで伝える花言葉を限定すると誤解が避けられます。
「友情」
明るい色の花が寄り集まって咲く様子から、友達が集まりワイワイ楽しんでいる姿を連想した花言葉です。
家族は人生に意味を与えてくれますが、「友情」は人生を彩ってくれます。
生きるのに必要ないものは全て無駄という考え方もありますが、不必要なものにこそ、生きがいは生まれます。
人間は機械部品のようには出来ていないのです。
友人へ贈り、末永い「友情」を誓うのに向きます。
一生の友人に出会える機会のある、中学校の敷地に植えるのも良いでしょう。
「幸福」
星型の花は、「星に願いをかける」というイメージが付きます。
星があふれるように沢山咲くなら、多くの願いが実現する、「幸福」な人生という連想になります。
人生は平坦な道ばかりではありません。
「何も思い通りにならない」と思う事もあるでしょう。
ですが、出来ない事を引き算で考えるより、思い通りに出来ている事を足し算で意識すると、拓ける道もあります。
親しい人へ贈り「幸福」を祈る気持ちを伝えるのに良いでしょう。
自分のために飾っても合います。
「喜び」
喜色満面と言えば、太陽のように輝く表情がイメージされます。
色で喩えるなら、黄色や黄金色でしょう。
「アリウム・モーリー」のこぼれるような黄色い花と、丁度イメージが合います。
親しい人のお祝いとして贈るのに向きます。
何てことのない日々に飾り、「喜び」に繋がるような、「よかった探し」のきっかけにしても良いでしょう。
「アリウム・モーリー」の豆知識
モーリーとは、古代ギリシャ神話に出て来る「モーリュ」が元になった名です。
「モーリュ」は、オデュッセウスが魔女の魔法を防ぐために飲んだ薬草です。
モデルは同じアリウム属の「ニンニク」の一種の他、「ヘンルーダ」や「シクラメン」とも考えられています。
まとめ
「アリウム・モーリー」は、ネギ科アリウム属の多年草です。
「モーリー」は、古代ギリシャ神話に由来があります。
花言葉は「友情」「幸福」「喜び」です。
人との関係をより良くしてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。