「アメリカキササゲ」は、ノウゼンカズラ科キササゲ属の落葉高木です。
アメリカ原産で、日本へは明治時代に渡来しました。
新宿御苑には、当時植えられた樹が今もあります。
花は白く、花期は5月から7月です。
その後実る果実は、莢に入りマメ科の「ササゲ」に似た姿をしています。
今回は、「アメリカキササゲ」の花言葉について解説します。
「アメリカキササゲ」の花言葉
「夢心地」「慈愛」「大きな愛情」です。
同属の「キササゲ(木大角豆)」の花言葉を含みます。
良い意味の言葉が揃い、親しい人への贈り物に向きます。
「夢心地」
白い鐘型の花は、先が波打つように広がり、ウェディングドレスのようです。
これが集まって咲く、幻想的な様子から付いた花言葉が「夢心地」です。
夢は必ずしも良いものばかりではありませんが、「夢心地」は気分の良いものの表現になります。
どちらかと言えば、夢を見るような眠りに入る寸前のフワフワした気分が近いでしょう。
恋人に贈れば、一緒にいると、地に足が付かないような、幸せな気分である事が伝えられます。
何か非常に嬉しい事があった時、部屋に飾り嬉しさに浸るのも良いでしょう。
悲しい時は思い切り泣き、嬉しい時は心底嬉しがる、そういうメリハリは人生を少し盛り上げてくれます。
「慈愛」
「ササゲ」に喩えられる果実が、薬として利用された事から付いた花言葉です。
人を癒す事は、慈しみ愛する気持ちを具体的な行為として表すものです。
逆に言えば、愛を口にしても、憐れむだけで何もしないなら、何も気持ちは伝わりません。
優しさや厳しさなど、「慈愛」の気持ちを持って接してくれた、親や恩師、友人などへ贈るのに向きます。
自宅の庭に十分広さがあるなら、家族に対する気持ちとして植えるのも良いでしょう。
「大きな愛情」
「アメリカキササゲ」の葉は、ハート型で人の顔ほどの大きさがあります。
これを、包み込むような大きな愛と解釈した花言葉です。
1人の人間が、全ての人へ愛を注ぐのは困難です。
それが出来るのは、神のような存在だけでしょう。
ですが、目の前、手の届く場所にいる愛する人を包み込むだけなら、どうにか届く筈です。
全ての人がそのように、身近な人を包んでいくなら、結果的に世界の大半の人が愛に包まれ、神の負担は大きく軽減するでしょう。
まとめ
「アメリカキササゲ」は、ノウゼンカズラ科キササゲ属の落葉高木です。
花言葉は、「夢心地」「慈愛」「大きな愛情」です。
良い意味の言葉で、親しい人への贈り物に向きます。
少し気恥ずかしい事も代弁してくれる、花言葉を是非参考にして下さい。