「アサヒカズラ(ニトベカズラ)」は、タデ科アンティゴノン属の蔓性の多年草です。
メキシコ原産で、「メキシカン・クリーパー」「クイーンネックレス」などの呼び名もあります。
花色はピンク、白、花弁に見える部分は萼で、花期は7月から10月です。
地中にはイモができ、食用になります。
今回は、「アサヒカズラ」の花言葉について解説します。
「アサヒカズラ(ニトベカズラ)」の花言葉
「先駆者」「愛の鎖」「赤ちゃんの笑み」「恥じらい」といいます。
いずれも良い言葉で、意味が合う相手への贈り物に向きます。
「先駆者」
何かに物怖じする事なく、蔓をどんどん伸ばし広がって行く様子から付いた花言葉です。
アメリカ大陸開拓のイメージにもなります。
先駆者がいない場所に一歩を踏み出すのは、大変な勇気を伴うものです。
そういう勇気のある人を、嫉妬から蔑むのは愚かな事です。
褒め讃え、一層新たな境地を切り拓いて貰い、その恩恵に与る方がずっと生活は豊かになるでしょう。
何かしら他に先がけて作ったり見つけたりした人へ贈り、称賛するのに向く花言葉です。
「愛の鎖」
ハート型の葉を付ける「アサヒカズラ」が、蔓を伸ばし、他のものに絡まるところから付いた花言葉です。
愛は自由を縛るという側面がありますが、「自由」がイコール「良いもの」というのは偏った考え方です。
選択場面においては自由が必要ですが、選んだ後も同じ程度に自由では、選択する意味がありません。
自由は、その選択肢に「不自由」も含まれていなければ、完全とは言えないのです。
恋人への愛情表現に向く花言葉です。
但し、「離れたくない」という意味であり、「離れるな」という意味で贈ると、嫌がられるだけです。
「赤ちゃんの笑み」
「アサヒカズラ」が地中に赤ちゃん(イモ)を作り、その意思を反映するような、ハート型の葉が生え、ピンクの優しげな花が咲く事からイメージされた花言葉です。
赤ん坊や子供の笑みは、人を笑顔にします。
子供が泣かない世界は、人類が目指すべき到達点です。
人類は大人が泣かないためのシステムを作りますが、それはしばしば先の時代や弱い者にしわ寄せがいくものです。
人類が発展途上の幼年期のうちはそれも仕方ありませんが、そろそろ終わらせ、次の段階に行く時期でしょう。
子供が生まれた友人へ贈るのに向く花言葉です。
「恥じらい」
ピンクの柔らかく恥じらいを感じさせる花と、イモが地中に隠れている様子から付いた花言葉です。
ここでいう「恥」は、名誉を傷つける深刻なものではありません。
内気で理由なく恥ずかしがる仕草の事で、傍目からは「可愛らしい」と思われるものです。
恥じらいを見せ、愛らしい恋人へ贈るのに向きます。
それが作った仕草だとしても、可愛く見せようという気持ちは本物で、愛しいものです。
「アサヒカズラ(ニトベカズラ)」の豆知識
「アサヒカズラ」は別名を「ニトベカズラ(新渡戸蔓)」といいます。
これは農学の研究もしていた「新渡戸稲造」が、アメリカから「アサヒカズラ」を持ち帰った事によります。
他に「ニトベギク(コウテイヒマワリ)」にも、同じ由来で名付けられています。
まとめ
「アサヒカズラ」は、可愛らしい花を咲かせます。
花言葉を知り、興味を深めれば、そのハート型の葉にも気づけるでしょう。
植物との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。