「アキカラマツ」は、キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草です。
海外では中国、朝鮮半島、樺太に分布し、日本国内でも山地の明るい場所に見られます。
花は淡い黄白色の小花で、花期は7月から9月です。
属名の「カラマツソウ」は針が集まったような花が、「カラマツ(唐松、落葉松)」の葉に見える事から付いた名で、秋に咲く性質と合わせ「アキカラマツ(秋唐松)」です。
今回は、「アキカラマツ」の花言葉について解説します。
「アキカラマツ」の花言葉
「さりげない優しさ」「献身」「大胆」です。
いずれも良い意味で、相手と合うものを選んで贈ると良いでしょう。
相手の性格面に言及する花言葉なので、初対面など相手をよく知らない時には向きません。
「さりげない優しさ」
控えめな花の姿からも連想出来ますが、薬草としての性質のイメージにもなります。
薬効は、健胃、解熱作用で、そこまで強烈な作用ではないところもイメージ通りです。
優しさには幾つかの種類がありますが、「さりげない優しさ」は相手に認識され難い分、隅々まで染み渡るものです。
機械を動かす潤滑油のようなもので、派手さはないものの、それがなければ物事はまともに動きません。
そこに気づき、感謝や好意を伝えるため、「アキカラマツ」を贈れば、相手との関係も一層円滑なものになるでしょう。
一方、明確に援助し、世話してくれた人に贈ると「感謝の気持ちが足りない」と思われてしまいます。
「献身」
こちらも、薬草としての性質から付いたものです。
薬草として利用するためには、摘んで煎じるなど、「アキカラマツ」自体を犠牲にする必要がありますから、花言葉通りの状況と言えます。
身を献じて人のために尽くすというのは美しい事です。
自らの愛情や正義感などから、固い決意で行われる「献身」は間違いなく素晴らしいでしょう。
一方、誰かに強要されているなら、そこにあるのは単なる犠牲や搾取です。
当然、誰かに協力を求める時に贈るような花ではありません。
物事が終わった後、感謝の花と合わせて贈るなら問題ないでしょう。
「大胆」
「アキカラマツ」は、草丈1mにもならないささやかな花で、とても「大胆」には見えません。
これは、名前の元になった「カラマツ」の花言葉から連想されたものです。
名前だけのもの、形が似ているものから、元のものを連想する事はあるでしょう。
何かしら、挑戦する時などにスマホの待ち受けにして、気分を盛り上げるのに向きます。
まとめ
「アキカラマツ」は、キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草で、花の形を「カラマツ」の葉に喩えた名です。
花言葉は、「さりげない優しさ」「献身」「大胆」です。
花の性質も教えてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。