純白の花束のような「アイスバーグ」は、バラ科バラ属の1品種です。
「バーガンディ・アイスバーグ」のような枝変わり品種もありますが、ここでは基本の品種を扱います。
「ロビンフッド」と「ヴィルゴ」を交配親に、1956年にドイツで作出されました。
花は直径8cmほど、花色は白で、複数がまとまって咲きます。
四季咲きで、見頃としては晩春か晩秋です。
今回は、「アイスバーグ」の花言葉について解説します。
「アイスバーグ」の花言葉
「心からの尊敬」「清純」「恋の吐息」「約束を守る」などがあります。
白いバラとしての花言葉と重複しますが、世界で愛される品種としても意味が合う言葉が揃います。
尊敬や愛情を伝える贈り物に良いでしょう。
「心からの尊敬」
愛情を表すバラから恋愛の色味を抜いた、白いバラの花言葉です。
一方、「アイスバーグ」が1983年の「世界バラ会議」で殿堂入りした事も意味が合います。
3年に1度、世界中で愛される名花を選出するもので、2022年までで18品種しか選ばれていません。
10万種とも言われるバラの中での18品種と考えれば、それがどれほどの栄誉かは理解出来るでしょう。
同じ由来で「尊敬」という花言葉も付いています。
尊敬出来る親や恩師などへ贈るのに向きます。
「清純」
白は汚れていない清潔なイメージがある事から付いた花言葉です。
「純潔」「素朴」「無邪気」という花言葉も付いています。
純粋さは時に軽視されますが、物事は単純なものの組み合わせであり、人も同様です。
見栄や建前も必要なものですが、その下にある純粋な感情を見逃すと、おかしな方向にいってしまうものです。
心根が真っ直ぐな人へ贈るのに向きます。
「恋の吐息」
バラには共通して「愛」という花言葉が付きますが、白い薔薇は、冬に身を寄せ合う恋人同士の囁きと共に漏れる白い吐息、といったイメージになります。
「氷山」を意味する「アイスバーグ」の名や、ドイツ名の「シューネヴィッチェン(白雪姫)」ともイメージが合うでしょう。
同じ由来で「相思相愛」という花言葉も付いています。
恋人へ贈るのに向く花言葉です。
「約束を守る」
白さを邪念のなさ、誠実さに喩えた花言葉です。
「アイスバーグ」が、作り上げた人の期待に応え、大きな評価を得た事も意味が合います。
誰かと約束する時、贈るのに向く花言葉です。
古い約束に応える時にも良いでしょう。
まとめ
「アイスバーグ」は華やかさの中にも清楚さのある、素晴らしいバラです。
花言葉を知れば、世界的な評価にも触れられるでしょう。
花を一層彩り良く見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。