「誤解を解きたい」という花言葉の花は、話の行き違いで関係が悪くなりかけている相手へ、話を聞いて貰うきっかけとして贈るものです。
当然、その後相手を納得させる説明が出来るのが前提です。
元々関係が悪くなりかけているため、思わず手に取りたくなるような、相手の好みに合わせた印象の良い花を選びましょう。
「誤解を解きたい」の花言葉を持つ花
「誤解を解きたい」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「ヘクソカズラ(屁屎葛)」
アカネ科ヘクソカズラ属の蔓性の多年草です。
花は白い筒型で、内側は濃い赤紫色です。
独特な名前は、茎や葉を傷つけた時の臭いに由来します。
イメージの悪い名前に反して、小さな花は可愛らしく、果実は生薬になり、化粧料としても肌に潤いを与える事から、「誤解を解きたい」という花言葉が付きます。
名前は間違いではありませんが、近くに置く事も忌避されるならそれは「誤解」でしょう。
他の花言葉は「人嫌い」「意外性のある」です。
きっちり伝えないと、一層誤解が深まるので、伝える花言葉は文字にしておきましょう。
「誤解を解きたい」と似た意味の花言葉を持つ花
「誤解を解きたい」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
「イラクサ(蕁麻)」
イラクサ科イラクサ属の多年草です。
薄緑のごく小さい花が花穂になります。
草全体に「刺毛」と呼ばれるごく小さなトゲがあり、迂闊に触ると、傷以上に強い痛みを感じる事になります。
これは、トゲの根元からヒスタミンなどを含む液体が出るためです。
その性質から「中傷」「悪口」「残酷」「悪意」という酷い花言葉が付きますが、「根拠のない噂」「和合」という「誤解を解きたい」に近い意味の言葉もあります。
触れないため人に贈って喜ばれるような植物ではありませんが、話合いの場に飾るなどの使い道はあります。
「スモモ(酢桃)」
バラ科サクラ属の落葉樹、またはその果実です。
花は「サクラ」に似た形で、白い花弁を5枚つけます。
その後果実が赤く熟します。
「李下に冠を正さず」という故事成語がありますが、この「李」が「スモモ」の事です。
「スモモ」の樹の下で、冠をかぶり直そうと手を上げれば、果実を盗んでいると誤解されるように、人から見て疑われるような事は慎まなければならないという教えです。
ここから「誤解」という花言葉が付いています。
元々「誤解」と伝える事自体、「誤解を解きたい」という意味を含む為、意味の近い花言葉と言えるでしょう。
他の花言葉は「疑惑」「誠意」「忠実」「独立」「幸福な日々」で、自分の主張や希望に合わせて一緒に伝えても良いでしょう。
他に「誤解を解きたい」という意味を含む花言葉としては、「コキア(ホウキギ)」の「私はあなたに打ち明けます」、「オオデマリ」の「私は誓います」等があります。
それ以外にも、「真実」「誠実」など、様々な花が考えられるでしょう。
まとめ
「誤解を解きたい」という花言葉を持つ花は「ヘクソカズラ」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「イラクサ」「スモモ」「コキア」「オオデマリ」他、様々なものがあります。
花はあくまで話のきっかけで、説明の用意は必須です。
