「芙蓉(フヨウ)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「芙蓉(フヨウ)」の花言葉とは? 花言葉

「芙蓉(フヨウ)」はアオイ科フヨウ属の落葉低木です。

「木芙蓉(モクフヨウ)」などの別名で呼ばれることもあります。

主に美しい花を観賞するために栽培される木で、樹高は1. 5~3mと低木としては標準的。

また花はピンクや白の一日花(1日でしぼんでしまう花)で、大きさは10~15cmほど、花びらの数は5枚、開花期は7~10月です。

花ひとつひとつの寿命は短いですが、次々につぼみを付け、次々と花を咲かせるので開花期の間であれば花を長く楽しむことができます。

また花の形はお椀に似たもので、ムクゲの花とも似ていると評されることがありますが、実はムクゲは同じアオイ科フヨウ属の仲間。

それもかなり性質が似ている仲間なので、「芙蓉(フヨウ)」とムクゲで接ぎ木をすることさえできるそうです。

「芙蓉(フヨウ)」の花言葉

「芙蓉(フヨウ)」の花言葉は「繊細な美」「しとやかな恋人」などです。

これらは「芙蓉(フヨウ)」の花が古来よりおしとやかで美しい女性の例えに用いられてきたことから来ています。

花言葉だけを見れば大和撫子に贈るのにぴったりと言えるものですが、花の寿命は一日だけと短いうえ、低木であるためギフトとしてはサイズが大きすぎるなど贈り物にはあまり向きません。

もしどうしても「芙蓉(フヨウ)」の花を贈りたいのであれば、質の高い造花を探す、「芙蓉(フヨウ)」が描かれた絵や日用品を探すなどといった工夫をするのが良いでしょう。

幸い、そういったものは市場で探せば見つけることができます。

「芙蓉(フヨウ)」の豆知識

日本の四国、九州、沖縄および台湾、中国に自生しています。

また観賞用としての栽培は、基本的には関東地方以西で行われます。

これらのことから想像される通り、耐寒性はあまりない木です。

一方で暑さにはとても強く、極端に乾燥しない限りは暑さで簡単に枯れることはないでしょう。

原産地は中国であると推測されており、また日本では少なくとも室町時代にはその存在が認知されていたと考えられています。

ちなみに、「芙蓉」という言葉は古くはハスの花を指す言葉でした。

またハスの花のように美しい女性を指す言葉としても使われたそうです。

アオイ科フヨウ属の「芙蓉(フヨウ)」「木芙蓉(モクフヨウ)」という別名があるのは、「水芙蓉(ミズフヨウ)」とも呼ばれるハスと区別するためだと言われています。

加えて「芙蓉(フヨウ)」の繊維は、かつては衣服や綱、ゲタの鼻緒、和紙の補強材などに使われていたそうです。

まとめ

「芙蓉(フヨウ)」はアオイ科フヨウ属の落葉低木です。

主な用途は観賞用で、樹高は1. 5~3mほど、花の大きさは10~15cmほど。

花の色はピンクや白で、開花期は7~10月です。

また花言葉は「繊細な美」「しとやかな恋人」など。

残念ながら「芙蓉(フヨウ)」の花はギフトには向きませんが、花言葉は大和撫子にぴったりのものであるため、工夫をこらして贈る価値はあるでしょう。

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