オオバナノエンレイソウという花の名前を聞いたことがあるでしょうか。
オオバナエンレイソウは、シュロソウ科エンレイソウ属の多年草で、主に本州北部や北海道に生息しています。
エンレイソウ属の学名である「Trillium」は、エンレイソウ属の植物の花と葉とガクがそれぞれ3枚ずつになっていることが由来です。
オオバナノエンレイソウは、名前を見てもわかるとおり花が大きいことが特徴で、4月?5月ごろに白い花を咲かせます。
今回は、そんなオオバナノエンレイソウの花言葉を詳しく解説していきましょう。
「オオバナノエンレイソウ」の花言葉
神秘的な雰囲気を持つ美しい花、オオバナノエンレイソウ。
今回は、このオオバナノエンレイソウの花言葉を2つ、ご紹介します。
「奥ゆかしさ」
オオバナノエンレイソウの花は、先端が尖らない丸みを帯びた花弁が特徴です。
美しいだけでなく、優しさや神々しさも感じさせてくれる佇まい。
それでいて主張し過ぎない奥ゆかしさは、「森の貴婦人」や「春の妖精」といった優美な異名に相応しいと言えます。
「叡智」
オオバナノエンレイソウは、見た目がきれいなだけでなく、薬草としても用いられてきた植物です。
この「叡智」も、その薬効で大勢の人々を助けてきたオオバナノエンレイソウにピッタリな花言葉になります。
「オオバナノエンレイソウ」の花言葉の由来
オオバナノエンレイソウの花言葉は、花の見た目の美しさや、薬草として使われてきたことに由来し、どれもポジティブなものばかりです。
しかし、実は近年、オオバナノエンレイソウは絶滅危惧種にも指定されています。
もし見つけても、摘み取らずに見て楽しむだけにしておきましょう。
「オオバナノエンレイソウ」の豆知識
実はステロイド系サポニンやジオスゲニンといった成分を持つオオバナノエンレイソウ。
根茎を水洗いし、陰干しすることで食あたりや胃腸病のための薬としても使われました。
鎮痛剤としても作用し、エンレイソウを漢字で書くと「延齢草」になります。
今でも漢方薬として重宝されている植物です。
まとめ
今回は、オオバナノエンレイソウの花言葉をご紹介しました。
オオバナノエンレイソウの花言葉は、「奥ゆかしさ」と「叡智」。
どちらもオオバナノエンレイソウの特徴をよく表しています。
オオバナノエンレイソウの花言葉が気になったときには、是非こちらの記事を参考にしてみてください。