「罪滅ぼし」という花言葉の花は、相手に対して迷惑をかけた後、償いを受け容れて貰うために贈る事になるでしょう。
言葉だけで謝っておしまいではなく、罪に釣り合うような償いを用意していないと、「口だけ」と思われてしまいます。
一方、立場上頭は下げるけれど、悪いと思っていない場合には、そもそも向きません。
相手に不当に要求させる隙を作ってしまいます。
こういう場合は、謝罪だけを繰り返しましょう。
頭を下げるだけならタダです。
「罪滅ぼし」の花言葉を持つ花
「罪滅ぼし」という花言葉を持つ花は、ありません。
「罪滅ぼし」と似た意味の花言葉を持つ花
「罪滅ぼし」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「15本のバラ」
バラには本数によって異なる花言葉が付きますが、「15本のバラ」には「ごめんなさい」という花言葉が付いています。
「罪滅ぼし」には言葉が足りないため、実際にどう償うかも伝えましょう。
相手にして欲しい事を聞くのも良いですが、「まずこれをする」と申し出ないと、不誠実と思われる可能性があります。
花色については「オレンジのバラ」に「信頼」「絆」「無邪気」などの花言葉があり、悪い意味はないため謝罪向きです。
赤やピンクは恋愛向きなので、恋人への「罪滅ぼし」なら向きます。
同じ「ごめんなさい」という花言葉を持つ花としては「紫のヒヤシンス」があります。
「コマツナギ(駒繋)」
マメ科コマツナギ属の落葉樹です。
花はマメ科に特徴的な蝶型で、茎に連なって咲き、花色はピンクです。
花言葉は1つで、茎がしなやかで自由に動かせる事から「希望をかなえる」といいます。
相手の意向通りの事を、「罪滅ぼし」として行うという申し出として使えるでしょう。
他に、「キンチャクソウ(巾着草)」に「私の財産を捧げます」という花言葉があり、私費で金銭的に片付ける場合に合います。
「全財産」と曲解されないようにメッセージカードで伝え、「原材料費」など金額範囲を明記しておくとトラブルが減らせるでしょう。
「タツナミソウ(立浪草)」
シソ科タツナミソウ属の多年草です。
花は紫色、煙管を立てたような形で、複数まとまって咲きます。
この花の様子を泡立つ波に喩えたのが、名前の由来です。
「タツナミソウ」は漢方薬として利用出来る事から「私の命を捧げます」という花言葉が付きます。
他に、『白浪五人男』の「日本駄右衛門」のイメージでもあります。
「罪滅ぼし」に本当に命を差し出す訳ではなく、「何でもする」という意思表示です。
但し、命を盾に強要した事になるため、意味が合うだけで基本的に悪手です。
同じ意味でも「ヒマラヤスギ」の「あなたのために生きる」だと、悪い印象なく伝えられます。
まとめ
「罪滅ぼし」という花言葉を持つ花はありません。
似た意味の花言葉を持つ花として「15本のオレンジのバラ」「紫のヒヤシンス」「コマツナギ」「キンチャクソウ」「タツナミソウ」「ヒマラヤスギ」などがあります。
花はよく選び、誠意をもって謝りましょう。